22日の日経平均株価は続落、前日比▲464.79円、▲1.16%となる39,599.00円で大引け。
先週末の米国株式市場の軟調な推移をうけて日経平均株価は時間外で大きく値を下げていたが、週明けにバイデン氏が大統領選挙の候補として指名を受けないこと、②後任候補としてカマラ・ハリス副大統領を支持することを表明したことから値を戻す展開。下げ幅を全て埋めるには至らなかったが、前日の終値より105円安い39,948円で寄り付き。
米国主要株価指数は時間外でさらに買われたが、日経平均株価は引き続き上値の重い展開で前場のうちに39,555円まで下落、39,571円で前場クローズ。この間、発表された中国のLPR(優遇貸出レート)は1Y:3.35%、5Y:3.85%で据え置き。相場への影響も限定的に留まった。
後場は外国為替市場で円高が進んだこともあり、一時39,519円まで下落したが、前場の引けより小幅に高い39,599円で大引け。
当日は円高の影響もあって自動車、電気機器、機械、精密機器など輸出産業が弱かった。またこれらを支える銀行や商社も軟調な推移となっている。
個別の大型株では東京エレクトロンが▲78.5円、アドバンテストが▲56.8円、TDKが▲37.8円、信越化学が▲23.7円と大きめに売られた。
※上記数値は日経平均株価への寄与度
なお日経平均株価CFDは今朝7:00頃に39,872円で取引されており、23日の東京株式市場は上窓を開けてオープンしそうな状況。
22日の米国株式市場は主要3指数が揃って反発。
SP500指数はカマラ・ハリス副大統領がバイデン大統領の後任候補として指名されたことをうけて、前日の終値より40ドル高い5,546ドルで寄り付き。
午前中は不安定な動きで、5,529ドルまで下押す局面も見られた。ただ後場に入ると底堅く推移し、5,570ドルまで上昇したのち、5,565ドルで高値引け。米長期金利が4.27%まで5bpsほど上昇するなかでも米国株式市場は力強い動きを見せた。
セクター別ではITが+1.96%と大きく反発。通信サービスが+1.21%、工業が+1.07%と続いた。
個別の大型株ではテスラが+5.15%、エヌビディアが+4.76%、グーグルが+2.26%、メタが+2.23%とそれぞれ上昇を牽引している。
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