22日はS&P500先物上昇も、ドル円は小幅に下落。
22日の早朝を157.48円で迎えると、バイデン氏が大統領選挙の候補として指名を受けないこと、後任候補としてカマラ・ハリス副大統領を支持することを表明したことからドル売りが強まる展開で157.16円まで下落。しかし東京株式市場オープン後は持ち直しの動きが見られ、東京午前のうちに当日の高値となる157.62円を記録した。
東京午後に入ると徐々に上値が重くなり、直近のサポートレベルである157.10円を下抜け、円買いが加速し156.29円まで下押した。その後の戻りに強い勢いは見られなかったものの、ブルームバーグが、次回の日銀会合では弱めの個人消費を背景に追加利上げ判断が難しくなるのではないかといった関係者談を報じたこともありロンドン~NY時間にかけてジワリと157円台を回復した。
NY時間のドル円は落ち着いた値動きで、米長期金利が上昇へと転じたこともあり157.18円まで上昇したのち、157.07円でNYクローズを迎えた。
14:00 シンガポール6月CPI
20:00 トルコ中銀、金融政策決定会合
23:00 ユーロ圏7月消費者信頼感
23:00 米国7月リッチモンド連銀製造業指数
23:00 米国6月中古住宅販売件数
米国経済指標。本日は7月リッチモンド連銀製造業指数や6月中古住宅販売件数の発表を控えている。全体感を捉える意味合いで確認しておきたい。
大きくは下げていないものの、引き続き上値の重い展開が続いており、下落が警戒される状況。直近安値圏の155.70円をクリアに割り込む際は、より一層警戒を強める必要がある。
まずは今朝の東京株式市場オープン後の値動きに注目したい。また米長期金利が上昇すれればある程度は支えられると思うので、併せて米国経済指標を追っていきたい。
レジスタンス:162.00円
サポート:155.70円、153.60円
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