11日の日経平均株価は続伸、前日比+392.03円、+0.94%となる42,224.02円で大引け。
米国株が一段と上値を伸ばしたことをうけて日経平均株価は時間外で大きく上昇、前日の終値より512円高い42,344円で寄り付き。序盤に当日の高値となる42,427円まで上昇したものの、その後に42,102円まで反落。42,197円で前場クローズ。
後場に入るとじり高の展開。14:30過ぎに42,386円を記録したが、引けにかけて売られ42,224円でクローズ。当日のNY時間に米国6月CPIと、翌日に日経平均株価先物のSQ決定を控えて、終盤は手仕舞い売りが優勢になった。
当日は幅広い業種に買いが広がった。電気機器、機械、精密機器といった輸出産業だけでなく、小売業、医薬品、通信、サービスもプラスで引けた。
個別の大型株ではファーストリテイリングが+98.1円と好調を維持した他、東京エレクトロンが+22.5円と続伸。
※上記数値は日経平均株価への寄与度
なお11日NY時間に急速に円買いが強まったことをうけて、日経平均株価CFDは今朝7:00頃に41,616円で取引されており、12日の東京株式市場は大きく下窓を開けてオープンしそうな状況となっている。
11日の米国株式市場はIT、通信サービスが大きく下落。
21:30に発表された米国6月CPIは前年同月比、総合が+3.0%、コアが+3.3%と予想を下振れ。さらに前月比の総合が▲0.1%と下落へと転じていたことで米長期金利が4.28%から4.17%まで11bpsほど低下、ドル売りが加速し、SP500指数は時間外で上に跳ねる動きを見せた。
SP500指数は22:30のオープンかけて次第に落ち着きを取り戻し、前日の終値より2ドル高い5,637ドルで寄り付き。序盤は5,642ドルまで上値を伸ばしたものの、外国為替市場で為替介入が疑われる急激な円の買い戻しが発生、リスクオフムードが強まるなかで、ITセクター、通信サービスセクターに売りが広がり、午前のうちに5,583ドルまで下押す展開となった。
NY午後に入っても売り圧力が継続、一時5,577ドルまで安値を更新した。引けにかけては次第に買い戻され5,586ドルでクローズ。
ブルームバーグによれば、米シカゴ連銀のグールズビー総裁が、最新の物価データを「エクセレント」と評価したもよう。他にも要人から米国6月CPIの数値に対する前向きなコメントが見られており、金利先物市場における2024年9月利下げ織り込みは80%を超えた。
セクター別ではITが▲2.74%、通信サービスが▲2.56%と大きく下落した。ただし他のセクターは軒並み上昇しており、銘柄選別の循環の範囲内という印象を受ける。
個別の大型株ではテスラが▲8.44%、エヌビディアが▲5.57%、メタが▲4.11%、グーグルが▲2.93%、マイクロソフトが▲2.48%、アマゾンが▲2.37%、アップルが▲2.32%と下落。これまでSP500指数の上昇を牽引してきた銘柄が売られた1日となった。
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