8日は米長期金利が小幅に低下、S&P500先物上昇、ドル円は横ばい推移。
東京早朝を160.76円で迎えると、東京仲値後に下落へと転じ午前のうちに当日の安値となる160.26円を記録。東京午後は買い戻しが優勢となり160.70円レベルを回復した。
なお東京時間に発表された日本5月勤労統計調査における現金給与総額は名目で前年同月比+1.9%と上昇したものの、消費者物価+3.3%を考慮した実質賃金は▲1.4%と引き続き弱かった。
ロンドン時間序盤は買いが優勢で、当日の高値となる161.12円を記録。たださらに上値を追う追加材料に乏しい中、次第に反転した。
NY株式市場オープンを160.70円レベルで迎えると、序盤に160.48円まで下押したものの、その後は反転し、160.83円でNYクローズを迎えた。注目を集めるイベントに乏しい中、ドル円相場は方向感に欠ける展開となった。
NY時間にバイデン大統領が民主党員に向けて、改めて自身が大統領選に向かう意思を書簡で表明したが、相場への影響は限定的に留まっている。
北大西洋条約機構(NATO)首脳会議(11日まで)
08:01 英国6月BRC小売売上高調査
08:50 日本6月マネーストックM2
15:45 日銀、債券市場参加者会合、銀行等と
17:30 日銀、債券市場参加者会合、証券等と
21:00 メキシコ6月CPI
23:00 パウエルFRB議長、上院向け四半期金融政策報告
直近は160.33円から162.00のレンジで推移している。特に直近は160.33円で下値が支えられており、ここのレベルにおける攻防が1つの注目点となる。
本日は日米においてそれぞれ注目のイベントが予定されており、それに振らされる展開になると思うが、前述の2つの水準を意識しておくとトレードに役立つだろう。
レジスタンス:162.00円
サポート: 153.60円
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