円安が進行
ドル円は小幅に下落。1ドル=160.88円からスタートすると、水曜日のNY時間まで底堅く推移。やや弱い米国6月ISM製造業景況指数をうけて下押す局面も見られたが、米国5月JOLTS求人件数が事前予想を上回ったこともあり日本円に対してはドル買いが優勢で162.00円手前までじり高の展開となった。ところが水曜日のNY時間に発表された米国6月ISM非製造業景況指数が弱くドル売りが強まるとドル円は161.00円を割り込み下落。その後は週末にかけて徐々に上値が重くなり、金曜日に発表された米国6月雇用統計では失業率が4.1%台まで上昇していたことからドル売りが一層強まると、ドル円は160.34円まで下落したのち、160.72円でクローズ。
ユーロは上昇。1ユーロ=1.0730ドルからスタートすると、米国6月ISM製造業景況指数がやや弱い数値となるなかでも週初は全体的にユーロ売りが優勢で、火曜日の欧州時間に1.0709の今週安値を記録。ただ、その後はECBラガルド総裁から追加利下げに慎重な発言が効かれ、且つ米国の指標が弱含みを見せるなかユーロ買いが優勢となり週末まで緩やかに上昇、1.0843を記録したのち、1.0836でクローズ。
小幅にドル安、人民元高。1ドル=7.2958元からスタートすると、週初は人民元安の流れが継続、水曜日のアジア時間に7.3114までドルの高値を更新。ただその後は前述の通り米国経済指標が軟調に推移するなかでドル売りが優勢となり、金曜日の米国6月雇用統計がやや弱かったことを受けて7.2787まで下落したのち、7.2875で週末を迎えた。
ドル売り優勢(167/196ヵ国)
クロス円は全体的に底堅い
※通貨騰落率を可視化し、現在の「相場のテーマ」の推測に役立てています
ドル安が意識される地合い。
投機的な円売りは続いているが、日銀とバイサイドによる国債買入減額(量的緩和の縮小)に関する打ち合わせが火曜日と水曜日に予定されており、この辺りから日本の長期金利や円相場に変わった動きが見られるかどうか注目しておきたい。
ドル安、円安の継続を想定。
フラットな目線であるが、どちらかに張るとすれば「下」。日銀とバイサイドによる打ち合わせを通じて量的緩和縮小のサイズが共有され金利が上昇し、円買いが進む展開はイメージできる。同イベントとその後の日本の長期金利動向に注目したい。
想定レンジ:EUR/USD 1.0740~1.0920
安定した推移が続いており、大きな方向感は出ていない状況。
先週の米国経済指標が弱含んだこともあり、小幅にドル安が進むようなイメージで見ている。
想定レンジ:USD/CNH 7.26~7.33
ドル安、人民元安の継続を想定。
チャート的には上(ドル高、人民元安)を示しているが、日本円との相関も高いため、円高に振れる場合には、人民元高へと振れやすい点を考慮して、フラットな目線とした。
8日
08:30 日本5月毎月勤労統計調査
08:50 日本5月国際収支
14:00 日本6月景気ウオッチャー調査
15:00 ドイツ5月貿易収支
28:00 米国5月消費者信用残高
9日
北大西洋条約機構(NATO)首脳会議(11日まで)
08:01 英国6月BRC小売売上高調査
08:50 日本6月マネーストックM2
15:45 日銀、債券市場参加者会合、銀行等と
17:30 日銀、債券市場参加者会合、証券等と
21:00 メキシコ6月CPI
23:00 米国パウエルFRB議長、発言(上院向け、四半期、金融政策報告)
10日
08:50 日本6月国内企業物価指数
10:30 中国6月PPI
10:30 中国6月CPI
11:00 ニュージーランド中銀(RBNZ)、金融政策決定会合
15:00 ノルウェー6月CPI
16:30 日銀、債券市場参加者会合、バイサイドと
20:00 米国MBA住宅ローン申請指数(前週比)
21:00 ブラジル6月IPCA
23:00 米国5月卸売売上高(前月比)
23:00 米国パウエルFRB議長、発言(下院向け、四半期、金融政策報告)
25:00 ロシア6月CPI
26:00 米国10年物国債、入札
11日
08:50 日本5月機械受注
08:50 日本前週分対外対内証券売買契約等の状況
15:00 ドイツ6月CPI
15:00 英国5月月次GDP
15:00 英国5月鉱工業生産
15:45 フランス5月経常収支
21:30 米国6月CPI
21:30 米国前週分新規失業保険申請件数
27:00 米国6月月次財政収支
12日
正午頃 中国6月貿易収支
15:00 スウェーデン6月CPI
15:45 フランス6月CPI
21:00 インド6月CPI
21:30 米国6月PPI
23:00 米国7月ミシガン大学消費者態度指数
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