1日の日経平均株価は小幅に続伸、前日比+47.98円、+0.12%となる39,631.06円で大引け。
40,000円台を目前に上昇基調を強めている日経平均株価は前日の終値より257円高い39,840円で寄り付き。序盤に39,943円まで上値を伸ばしたため、そのまま40,000円台を目指すかに思われたが、その後に失速し39,676円で前場クローズ。
後場は一段と下押し。14:00過ぎに39,537円を記録したのち、前日比では小幅にプラスとなる39,631円で引けた。外国為替市場で1ドル=161円を記録するなかでも、上昇の勢いは限定的に留まっている。
業種別では商社や保険、通信が軒並みプラス。一方で電気機器や精密機器は円安にもかかわらず振るわなかった。
個別の大型株では協業を進めるソフトバンクグループが+22.6円、KDDIが+17.8円、それぞれ日経平均株価を押し上げた他、三菱商事が+10.8円と好調。一方でテルモが▲27.5円、レーザーテックが▲18.8円と同指数の伸びを鈍化させた。
※上記数値は日経平均株価への寄与度
なお日経平均株価CFDは今朝7:00頃に39,505円で取引されており、2日の東京株式市場は下窓を開けてオープンしそうな状況。引き続き節目の40,000円台へと到達するか、注目が集まる。
1日の米国株式市場は主要3株価指数が揃って上昇。
SP500指数は時間外で小幅に上昇、前日比+16ドルとなる5,475ドルで寄り付き。序盤は買いが優勢で5,480ドルを記録。
23:00に発表された米国6月ISM製造業景況指数が48.5と事前予想を0.7ポイント下回ると、初動は米長期金利が低下しSP500指数は上昇。しかし想定の範囲内の数値で、次第に米長期金利が反発すると、同指数は5,447ドルまで下押す局面も見られた。
NY午後のSP500指数は米長期金利が4.49%台まで上昇するなかでも底堅く推移。5,479ドルまで上昇したのち、5,474ドルで引けた。
セクター別ではITが+1.30%とSP500指数の上昇を牽引。他に一般消費財が+0.73%と上昇している。一方で素材が▲1.55%、工業が▲1.10%、不動産が▲1.02%と振るわなかった。
個別の大型株ではテスラが+6.05%と大きく上昇。その他、アップルが+2.91%、マイクロソフトが+2.19%、アマゾンが+2.04%と強かった。
なおブルームバーグによれば、週末に米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が、「金融当局がインフレ率を2%に低下させるという目標を達成できると確信している」と述べたもよう。
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