26日は米長期金利上昇、ドル円は160円を突破。
東京早朝を159.70円で迎えると、じり高の展開。10:30に発表されたオーストラリア5月CPIが+4.0%と事前予想を0.2%上振れたことで豪ドル円が上昇、ドル円は159.90円まで連れ高。
ロンドン時間に入ると、米長期金利が反発、ドル円は17:30ごろに1ドル160.00円を記録すると、過熱感なく緩やかに160.40円まで上昇。
NY時間に入り160円台を維持していたことで為替介入が警戒され、時折、神経質な値動きも見られた。NHKなど各種報道機関より、神田財務官が記者団に対し、急速な動きだと懸念を示した上で「行き過ぎた動きに対しては、必要な対応をとる」と述べて市場の動きをけん制したことも伝わった。
その後、23:00に発表された米国5月新築住宅販売件数は年率換算で61.9万件、前月比▲11.3%と弱めの数値であったが相場への影響は限定的。
NY午後も引き続き上値を試す展開が継続。一時160.87円まで上昇したのち、160.82円でNYクローズ。
08:50 日本5月小売業販売額
08:50 日本5月百貨店・スーパー販売額
16:30 スウェーデン中銀、金融政策決定会合
18:00 ユーロ圏6月経済信頼感
20:00 トルコ中銀、金融政策決定会合
21:30 米国5月卸売在庫
21:30 米国1-3月期GDP(確定値)
21:30 米国1-3月期GDP個人消費(確定値)
21:30 米国1-3月期コアPCE(確定値)
21:30 米国5月耐久財受注
21:30 米国前週分新規失業保険申請件数
23:00 米国5月住宅販売保留指数
28:00 メキシコ中銀、金融政策決定会合
①強まる円売り圧力。ドル円はいよいよ160円台へと突入した。円安の流れがどこまで継続するか、また当局の介入が見られるか?引き続き外国為替市場の最大の焦点。
②米国経済指標。本日は1-3月期のGDP確定値、5月耐久財受注、新規失業保険申請件数など決して低くない注目度の指標発表を控えており、確認しておきたい。
③米長期金利の反発。4.20%台より下がらず、じわりと4.33%まで反発してきている。この流れが続くとドル円は一段と上昇しやすい。
④トルコとメキシコの金融政策決定会合。ここのところ新興国通貨のボラティリティが上昇しており、ドル円相場への影響が大きくなってきているので、確認しておきたい。
上昇の流れが継続、1990年の高値160.33円を明確に上抜けた。注文の少ないゾーンへと入ったため、スルスルと上昇する展開も想定される。
当局の出方を窺う1日となりそうで、激しい値動きを伴う可能性も十分にあるため、リスク管理を徹底しておきたい。
レジスタンス: 165.00円
サポート: 153.60円、152.00円
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