24日は19:00頃にドル円急落も、その後に反発、終わってみれば小幅安。
東京早朝を159.78円で迎えると、序盤は円売りが優勢で、ドル円は159.93円まで上昇。しかし神田財務官が記者団に対し円相場で「過度な変動があった場合には適切な行動をとる」と述べて市場の動きをけん制したことや、2024年6月13、14日開催分の日銀金融政策決定会合における主な意見において政策修正の必要性を主張する意見が見られたことから、さらに上を攻める動きには繋がらなかった。
ロンドン時間に入ると159.80円レベルで上値を抑えられて推移。19:00頃に159.65円を下回ると、為替介入の実施が意識されストップを巻き込みながら158.75円まで急落した。ただその後は、どうも為替介入ではなさそうなことが伝わり、買い戻しが優勢となった。
NY株式市場オープンを159.35円レベルで迎えると、その後は底堅い展開。一時159.80円台まで反発。159.62円でNYクローズ。
シカゴ連銀のグールスビー総裁がCNBCとのインタビューで過度な引締めの長期化に伴うリスクについても考える必要があると言った趣旨の発言を行ったこともり、米長期金利が小幅に低下したことから、ドル円反発の勢いは緩やかに留まった。
夏季ダボス会議(大連、27日まで)
08:50 日本5月企業向けサービス価格指数
21:30 カナダ5月CPI
22:00 米国4月住宅価格指数
22:00 米国4月ケース・シラー米住宅価格指数
23:00 米国6月消費者信頼感指数
23:00 米国6月リッチモンド連銀製造業指数
①強まる円売り圧力。ドル円は160.00円目前まで上昇しており、この流れがどこまで継続するか、また当局の介入が見られるか?本日の最大の焦点と言える。
②北米の経済指標。本日はカナダ5月CPIや、米国6月消費者信頼感指数、6月リッチモンド連銀製造業指数など複数の指標発表を控えており、景気の全体感を図る上で確認しておきたい。
③米国のインフレ動向。ここにきて米国のインフレ鈍化、景気減速は鮮明になってきており、早期の利下げが意識され始めている。教科書的にはドル安に振れやすく、米国株は上昇しやすいが、実際のマーケットの反応を継続してモニターしたい。
上昇の流れが継続、引き続き160円台が目前に迫っている。直近で為替介入が行われたのが160.04円付近、1990年の高値が160.33円であり、この辺りの水準が意識される。
昨日の19:00頃にあった急落のように、神経質な値動きになりやすいだろう。リスク管理を徹底してトレードに臨むのが吉。
レジスタンス: 160.00円、160.33円
サポート: 153.60円、152.00円
フォレックス・ドットコムでは、ノックアウトオプション、FX、株価指数CFDを取引いただけます。
口座開設は以下のステップで行えます。
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。