18日は米長期金利低下も、ドル円は小幅に上昇
東京早朝を157.68円で迎えると序盤は売りが優勢で157.52円まで下押し。その後は次第に持ち直すと13:30に発表されたRBA(オーストラリア中銀)金融政策決定会合において、政策金利は4.35%で据え置かれたものの、声明文にインフレ上昇リスクへの言及があり、豪ドルが対日本円で大きく上昇、ドル円も連れ高となり158.00円を窺う展開となった。
ロンドン時間に入ると、前述の流れを引き継ぎ158.00円を突破、158.23円を記録。その後はNY時間に指標の発表を控えて小動きとなった。
21:30に発表された米国5月小売売上高は703.1Bilと引き続き高水準を維持したものの、前月分に下方修正が入ったことや、前月比が+0.1%と事前予想を小幅に下回ったことで、米長期金利が低下、ドル売りが優勢となり、ドル円は157.63円まで下落。
ただ、その後22:15に発表された米国5月鉱工業生産は前月比+0.9%と事前予想を上振れたことで次第に持ち直しの動きが強まり158.00円を回復する場面も見られた。
NY午後は米20年債の入札をこなしながら米長期金利が低下、ドル円は小幅に連れ安となり157.85円でクローズ。
なおクーグラーFRB理事が著名なシンクタンクであるピーターソン・インスティテュートで講演を行いインフレ鈍化に楽観的な姿勢を示したことも米長期金利の低下に繋がった印象。
米国休場(Juneteenth)
08:50 日本5月貿易統計
08:50 日銀・金融政策決定会合議事要旨
15:00 英国5月CPI
17:00 南アフリカ5月CPI
17:00 ユーロ圏4月経常収支
18:00 ユーロ圏4月建設支出
20:00 米国MBA住宅ローン申請指数
23:00 米国6月NAHB住宅市場指数
30:30 ブラジル中央銀行、金融政策決定会合
①米国はJuneteenthで祝日。特に米国市場は小動きが想定されるため、積極的な売買は、東京、ロンドン市場で行うのが望ましいだろう。
②再び強まっている円売り圧力。昨日は米長期金利が低下する中でもドル円は上昇しており、円売り圧力が強まっている印象を受ける。この流れがどこまで継続するか、当局の介入は見られるか?外国為替市場の1つの大きな注目点と言える。
③米国のインフレ動向。ここにきて米国のインフレ鈍化は鮮明になってきており、早期の利下げが意識され始めている。教科書的にはドル安に振れやすく、米国株は上昇しやすいが、実際のマーケットの反応を継続してモニターしておきたい。
引き続きドル円上昇の流れは続いている。一方で158.00円より上はやや上値が重く、158円台の定着には至っていない状況。
本日は米国祝日で動きづらくなるが、158.00円は非常に近く、158円台における攻防が見られる可能性もあり注目して見ておきたい。
レジスタンス: 158.00円、160.00円
サポート: 153.60円、152.00円
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