11日は米長期金利低下も、ドル円は小幅に上昇
東京早朝を157.03円で迎えると、東京仲値にかけて157.27円まで上昇。その後もじり高の展開で、157.30円レベルでロンドン時間へ。なおメキシコのシェインバウム次期大統領が記者会見で、政府は司法制度改革を優先させるべきだと表明。メキシコペソが大きく売られる局面があったが、ドル円相場への影響は限定的に留まった。
ロンドン時間に入るとさらに上値をのばし157.40円まで上昇。ただ次第に利食い売りが優勢になると、NY入りにかけて156.81円まで下落した。
NY時間は買い戻しが優勢。世界銀行が世界経済予測を更新、2024年の実質GDP成長率予測を0.2%引き上げ、2.6%に設定したことも支えとなり、再び157.40円まで上昇。
ただNY午後に行われた米国10年物国債(正確には9年11カ月物)の入札が好調で、倍率が2.67倍とボリュームがあり、最低利率が4.341%と低く、長期金利が低下、これをうけてドル円は再度157.00円を割り込んだ。
その後は徐々に取引が少なくなるなか、157.14円まで値を戻してNYクローズ。
タイ中銀、金融政策決定会合
08:50 日本5月国内企業物価指数
10:30 中国5月CPI
10:30 中国5月PPI
15:00 英国4月月次GDP
15:00 英国4月鉱工業生産
20:00 米国MBA住宅ローン申請指数
21:00 インド5月CPI
21:30 米国5月CPI
27:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)
27:00 米国5月月次財政収支
27:30 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
①米国5月CPI。今後の同国の金融政策を占う上で注目度の高い指標であり、必ずチェックしておきたい。なお日本時間の10:30に中国の5月CPIが発表され、こちらが手掛かりになることもあるので、併せて確認したい。
②FOMC。金融政策はおそらくは据え置きとなろうが、定例の経済予測が更新される点と、パウエルFRB議長の質疑応答に注目が集まる。
③メキシコペソは安値を更新するか?ここのところ外国為替市場を賑わせているメキシコペソ。ペソはもちろん、ドル円や他通貨のクロス円への影響も小さくないためモニターしておきたい。
④先進各国の利下げがどのように市場に影響を与えるか?カナダに続いてユーロ圏も利下げへと転じた。今後も先進国において利下げの流れが続きそうで、これが株式市場の追い風となるか、それともクロス円の売り材料となりリスクオフを誘発するのか?継続してモニターしたい。
低速だが、上昇の流れは継続している。この流れが本日も継続するかどうかが1つの注目点であるが、米国5月CPIに加えて、FOMCも控えており、これらイベントの結果次第となろう。
まずはリスク管理を徹底のうえ、今日に限っては前述のイベントをモニター、内容を吟味する他ない。
レジスタンス: 158.00円、160.00円
サポート: 153.60円、152.00円
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