10日は原油WTI先物上昇、ドル円上昇
東京早朝を156.91円で迎えると、先週末の強い米国5月雇用統計をうけたドル円上昇の流れが継続。上下に幅をとりながらも東京午後にかけてジリジリと値を切り上げ、157.20円を記録。
なお東京時間に発表された日本4月国際収支統計は、経常収支が+2.05兆円と高水準を維持したものの、貿易収支が赤字へと転落していた。
ロンドン序盤は売りが優勢で、19:00頃にかけて156.74円まで下落。ただ、このレベルで下値が固まり、再び上昇へと転じた。
NY時間に入ると米長期金利がじり高の展開。ドル円も徐々に下値を切り上げて157円台の滞在時間が長くなり、157.12円まで上昇したのち、157.03円でNYクローズ。
当日はメキシコペソの下落が限定的に留まったことで、ドル円、クロス円はリスクオン地合いとなった。また日経平均株価が時間外も含めて底堅く推移したこともドル円の上昇に繋がった印象。
08:50 日本5月マネーストックM2
15:00 英国5月失業率
21:00 ブラジル5月IPCA
①強い米国5月雇用統計をうけた動きがどこまで継続するか?本日までは注目度の高いイベントが予定されていないため、先週末に発表された米国5月雇用統計の影響が続きやすいと考えている。米長期金利上昇、ドル高、堅調な株式市場、この流れが継続するかが本日の注目材料と言えるだろう。
②先進各国の利下げがどのように市場に影響を与えるか?カナダに続いてユーロ圏も利下げへと転じた。今後も先進国において利下げの流れが続きそうで、これが株式市場の追い風となるか、それともクロス円の売り材料となりリスクオフを誘発するのか?継続してモニターしたい。
③メキシコペソの下落は一服か?ここのところ外国為替市場を賑わせているメキシコペソであるが、昨日は安値を更新したのち、強めに反発している状況。下げが一服するようであれば、ドル円、クロス円の上昇要因となるため、注目してみておきたい。
先週末の流れが継続、上昇が続いている。この流れが本日も継続するかどうかが1つの注目点だろう。目先のターゲットは158.00円。
水曜日にFOMC、金曜日に日銀会合を控えており、週後半にかけて相場の変動率が高まることが想定されるので、リスク管理を徹底しておきたい。
レジスタンス: 158.00円、160.00円
サポート: 153.60円、152.00円
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