5日は米長期金利低下もリスクオン地合いでドル円は上昇。
東京早朝を154.89円で迎えると次第に円売りが優勢となり155.00円を突破、東京仲値にかけて155.41円まで勢いよく上昇。仲値後も円安地合いは変わらずドル円はスルスルと上昇し、ロンドン入りにかけて156.00円を突破した。
ロンドン時間序盤も円安地合いが継続、156.31円まで上昇。しかし次第に上値を抑えられると、その後は156.10円を中心とした値動きが続いた。
21:15に発表された米国5月ADP雇用統計は非農業部門雇用者数増減が+15.2万人と予想比でも、実数としても物足りない数値。またその後にカナダ中銀が政策金利を0.25%引き下げ4.75%に設定したこともあり、155.72円まで下押す局面も見られた。
ところが23:00に発表された米国5月ISM非製造業景気指数は53.8と予想比でも実数としても強く、且つ前月の49.4から大幅に改善したこともあって米長期金利が上昇、ドル高が進み、ドル円は156.48円の当日高値を記録。
しかしISMの結果をうけた米長期金利の反発は続かず、NY午後は次第に下げに転じ156.12円でNYクローズ。
15:00 ドイツ4月製造業新規受注
17:30 英国5月建設業PMI
18:00 ユーロ圏4月小売売上高
20:30 米国5月チャレンジャー人員削減数
21:15 ECB、金融政策決定会合
21:30 米国4月貿易収支
21:30 米国1-3月期非農業部門労働生産性(改定値)
21:30 米国前週分新規失業保険申請件数
21:45 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
①ECB金融政策決定会合。過去のラガルドECB総裁の発言によれば今回▲0.25%の利下げはほぼダンディールであるため、次回以降の会合に向けた考え方などに注目が集まる。
②先進各国の利下げがどのように市場に影響を与えるか?カナダも利下げへと転じたが、全体的には利下げの流れが続きそうで、これが株式市場の追い風になるか、それともクロス円の売り材料となりリスクオフを誘発するのか?継続してモニターしたい。
米国経済指標。本日は新規失業保険申請件数をはじめ、5月チャレンジャー人員削減、1-3月期労働生産性の改定値が発表予定で、それぞれ確認しておきたい。
昨日はリスクオンムードでドル円は勢いよく値を戻したが、NY午後から再び下げへと転じている。
米国5月雇用統計を週末に控えてこの辺りで値が落ち着くのか、それとも再び下げ相場が始まるのか、東京、ロンドン時間の動きに注目したい。
引き続きメキシコペソと、日米長期金利の動向にも注目しておきたい。
レジスタンス: 158.00円、160.00円
サポート: 153.60円、152.00円
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