4日も原油WTI先物が下落、米長期金利が低下、ドル円下落。
東京早朝を156.06円で迎えると、午前中はドル円の買い戻しが優勢、仲値後の10:30頃に156.49円の当日高値を記録。しかしその後は次第にメキシコペソに売りが入ると、ドル円、クロス円は連れ安となった。
ロンドン時間序盤に156.00円を割り込むと、ブルームバーグが関係者談として「日本銀行は早ければ来週に開く金融政策決定会合で、長期国債の買い入れの減額についてより具体的な方針を示すことの是非を含めて議論する可能性が大きい。」と伝えたこともあり、さらに売りが強まる展開で一時155.00円を割り込んだ。
NY時間に入り、発表された米国4月JOLTSは求人件数が8.06Mと予想を下振れ、求人率が4.8%と低下しており事前予想比でも絶対値としてもやや弱い数値。これを受けて米長期金利が低下、ドル売りとなり当日の安値圏である154.56を記録。
NY午後にもドル売りが強まり154.55円を記録する時間帯もあったが、引けにかけては買い戻され154.89円でNYクローズ。
ポーランド中銀、金融政策決定会合
08:30 日本4月毎月勤労統計調査
10:30 オーストラリア1-3月期GDP
10:45 中国5月Caixinサービス部門PMI
15:45 フランス4月鉱工業生産
18:00 ユーロ圏4月PPI
20:00 米国MBA住宅ローン申請指数
21:15 米国5月ADP雇用統計
21:30 カナダ1-3月期四半期労働生産性指数
22:45 カナダ銀行、金融政策決定会合
22:45 米国5月サービス部門PMI(改定値)
23:00 米国5月ISM非製造業景況指数
①メキシコペソは下げ止まるのか?同国の大統領選&下院選の結果をうけてメキシコペソの下落が続いている。ロイターによれば、4日バイデン米大統領は南部のメキシコ国境からの不法越境者の数が一定数を超えた場合、難民申請の受理を一時的に停止し、直ちに送還することを可能にする大統領令に署名したと伝わっており、これがメキシコペソのさらなる下落へと繋がるのか注目が集まる。ドル円は連れ安となっており、続落を警戒したい。
②カナダ中銀、金融政策決定会合。0.25%の利下げが見込まれており、これが米国株式市場やCAD/JPYにどのような影響を与えるか?今後の各国の利下げによる外国為替相場への影響や、今後の米国の金融政策を占う上でも注目が集まる。
③米国の経済指標。本日は米国5月ADP雇用統計、米国5月ISM非製造業景況指数など注目度の高い指標発表を控えており、注目が集まる。
155.50円のサポートも明確に下抜け。仮にドル円の上昇が続くのであれば、そろそろ下げ止まるのだろうが、今のところはあまりその気配は感じられない。
どこまで下落するのか見極める時間帯で、ロングをベタっと持つ局面ではないと思うので、リスク管理をしながら、相場と対峙したいところ。
引き続きメキシコペソと、米長期金利の動向に注目。どちらかが大きく下げるようだとドル円は一段と下落しやすいだろう。
レジスタンス: 158.00円、160.00円
サポート: 153.60円、152.00円
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本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。
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