22日は米長期金利が小幅に反発、ドル円上昇
22日の東京早朝を156.19円で迎えると、じり高の展開。ロンドン時間にかけて、日本の長期金利が1.0%へと到達したが、大勢に影響はなく156.48円を記録。
ロンドン時間に入ると米長期金利が反発、ドル円は連れ高となり156.62円まで高値を更新。
NY時間に入り発表された米国4月中古住宅販売件数は前月比▲1.9%とやや弱い数値であったが、相場への影響は限定的に留まった。
NY午後に公表されたFOMC議事要旨は直近のインフレ上昇に対して強い懸念を示すとともに、当初の想定よりディスインフレのための期間は長引くだろうとの記載があり、インフレリスクが改めて意識された。これを受けて米長期金利が小幅に反発、ドル円はロンドン時間の高値を上抜けると、156.70円台まで上伸。
NASDAQ市場の引け後に発表されたエヌビディアの第1四半期決算は売上高が26.0Bilと前年同月比で+262%、前期比+18%、当期純利益が15.2Bilで前年同月比+462%、前期比+19%と非の打ちどころがない数値で、同社株は引け後に1株1,000ドルを突破、5%以上の上昇を記録する中、ドル円は上値を156.85円まで伸ばし、156.82円でNYクローズ。
なお英国のスナク首相は、7月4日に総選挙を実施すると発表した。
韓国中銀、政策金利
14:00 シンガポール4月CPI
16:15 フランス5月PMI
16:30 ドイツ5月PMI
17:00 ユーロ圏5月PMI
17:30 香港4月CPI
17:30 英国5月PMI
20:00 トルコ中銀、政策金利
21:30 米国前週分新規失業保険申請件数
22:45 米国5月PMI
23:00 ユーロ圏5月消費者信頼感
23:00 米国4月新築住宅販売件数
①各国の5月PMI(購買担当者景気指数)。本日は米国5月PMIや、ユーロ圏5月PMI発表を控えている。景気先行指標として重要度が高いため、注目して見ておきたい。
②米長期金利の動向。FOMC議事要旨をへて、米長期金利に下げ止まりの兆候が見られている。FOMCメンバーや市場参加者は、パンデミック後の新しい生活、新しいビジネスシーンにおける金利の適正水準に思考を巡らせており、まだこの水準がはっきりとしてこない。一段と上昇するようであればドル円上昇の強めの要因となることから、注目して見ておく必要があるだろう。
③米国の景況感。ここまでの流れとして米国の経済活動の勢いはやや鈍化している。こうした基調が続くか、全体感を捉えるためにも本日は新規失業保険申請件数や米国4月新築住宅販売件数など注目しておきたい。
156.75円のレジスタンス付近で推移しており、ここをクリアに抜けると上値を試しやすいだろう。上抜けた場合の次のターゲットは158.00円。
注目材料は日米の長期金利であるが、一方で何もなくとも円安地合いは続いていることから、ドル円、クロス円のショートポジションを保有する場合は注意が必要だろう。
レジスタンス: 156.75円、158.00円、160.00円
サポート: 154.30円、152.00円
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