2日は156円台まで反発したのち、153円台まで下落と荒い値動き。
FOMC明けに為替介入と思われる値動きが発生し157円ミドルから、153円丁度レベルまで急落。その後に急反発をみせ、2日の東京早朝を154.41円で迎えた。
引き続き買戻しの動きが優勢で午前中に156.29円まで値を戻したが、その後は次第に上値が重くなった。FOMCでQTペースの鈍化(米国債の保有残高の縮小ペースを最大で月間600億ドルから250億ドルに引き下げる)が確認され米長期金利が低下するなか、ロンドン時間にドル売り、円買いが強まり155円丁度割れ。
NY時間に入ってもドル売り、円買いの流れが続き154円丁度を割り込むと、注文の少ないレベルに入ったこともあって下落のスピードが加速、NY午後に153.06円を記録したのち、153.69円まで値を戻して引けた。
13:30 オーストラリア中央銀行、政策金利発表
18:00 ユーロ圏3月小売売上高
28:00 米国3月消費者信用残高
①財務省による為替介入の動向。現在のレベルで為替介入へと踏み切ることはないと見るプレイヤーが大半だと思うが、円安牽制の発言を含めて当局の動向を注視しておきたい。
②中東情勢。イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が終結するか?米国はイスラエルによる大規模な攻撃を止められるか?注目が集まる。
③米長期金利の動向。先週末のやや弱い米国4月雇用統計を受けて、米長期金利低下の流れが続いている。これがドル円相場の下押し圧力となっていることから、この流れが継続するか、注目して見ていく必要がある。
3月下旬~4月中旬、約1ヵ月続いた152円の上値抵抗が、現在の下値支持へと変わっている可能性がある。152円丁度は1つの大きなチャートポイントとなっている。
155円丁度もしばらく介入が意識された水準で、ここを上抜けてくると当局による為替介入警戒感も一段と高まるだろう。
ただし為替介入は過度な変動を抑えるためのものであって、意図的に円高に振るためのものではないので、実際に為替介入が行われたであろう160円、157円といった水準に入ってこないと当局も実弾介入を実施しづらいのが本音のところではないだろうか。
レジスタンス: 160.00円
サポート: 152.00円
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