米長期金利は4.7%台に突入、ドル円は一段高。
25日の東京早朝を155.35円で迎えると、NY株式市場引け後に発表されたメタ社の決算内容が弱く日米株価指数が軟調に推移するなか、155.20円まで下落。しかし東京株式市場オープン後は円安が進みドル円は午前のうちに155.40円台まで上昇した。
東京午後も円安を主因としたドル円の上昇は止まらず14:00過ぎに155.75円の高値を記録。このレベルでようやく上昇の勢いが止まりその後は横ばい推移が続いた。
ロンドン時間はNY時間に米国1-3月期のGDP発表を控えて小動き。
21:30に発表された米国1-3月実質GDPは前期比年率で+1.6%となり、前回の3.4%から急減速した。またGDPにおけるPCE(個人消費支出)が総合で+3.4%、コア+3.7%と物価の上昇圧力が強いことが確認された。これをうけて米長期金利が上昇、米株は下落、ドル円は実質GDPの数値に反応し初動で155.32円まで下押したが、その後は買い戻され再び155.75円を記録する局面も見られた。
次第にドル円相場は落ち着きを取り戻すと、明日に日銀会合を控えて小動きとなり155.65円でNYクローズ。
なおイエレン財務長官はロイターとのインタビューで、第1Qの実質GDP成長率は約2年ぶりの低水準に落ち込んだものの、「個人消費や投資は堅調であり上方修正される可能性がある」とした。
正午頃 日銀金融政策決定会合
08:01 英国4月GFK消費者信頼感調査
08:30 日本4月東京都区部CPI
15:30 植田日銀総裁、定例記者会見
15:45 フランス4月消費者信頼感指数
19:30 ロシア中銀政策金利
21:30 米国3月個人所得
21:30 米国3月個人消費支出(PCE)
①日銀会合。正午頃に金融政策発表、15:30に植田総裁による記者会見が予定されている。金融政策は据え置きの予想が多い。会見終了後に為替介入が行われるか注目が集まっている。
②米国3月PCE(個人消費支出)デフレーター。21:30に発表予定の同指標は、米国の金融政策を決定する上で重要な判断材料であり、注目度の高い指標といえる。
③週末のポジション調整の動き。イスラエルとイランを巡る情勢は落ち着いているが、週末のリスクを取りたくないプレイヤーはリスク資産(ドル円、クロス円の買い持ち)のポジションを手仕舞う可能性がある。
155円台に乗せて迎える日銀会合。市場参加者と当局の心理戦は続いている。
会合を終えていよいよ当局が実弾介入へと踏み切るか注目が集まる。実弾介入がないのであればドル円はさらに上を目指す展開になりやすいだろう。
強く意識されるチャートしてのターゲットはないが、リスク管理は徹底しておきたい局面。
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