日米株価指数が反発、ドル円は小幅に上昇
22日の東京早朝を154.58円で迎えると、シドニーから東京への移り変わりのタイミングで154.48円まで下落したが、徐々に買いが優勢となりその後はじり高の展開が続いた。東京午後には154.70円台まで上昇するなど高値更新の機運が高まった。
ロンドン時間に入ると一旦は154.60円レベルまで値を下げたものの、特段の材料ない中でドル円の先高観からか上昇、直近の高値である154.80円を上抜け、154.85円まで上昇した。
NY時間に入っても底堅い値動きは続き、高値圏の154.84円でNYクローズ。
週末にイスラエルとイランの情勢に大きな変化が見られなかったことでリスクオフ相場がやわらぎ、週明けはリスク資産の買い戻しが進んでいる。
なお発表された4月の中国最優遇貸出金利(LPR)は1Y:3.45%、5Y:3.95%で、前月から変化がなく、相場への影響も限定的に留まった。
14:00 シンガポール3月CPI
16:15 フランス4月PMI
16:30 ドイツ4月PMI
17:00 ユーロ圏4月PMI
17:30 香港3月CPI
17:30 英国4月PMI
22:45 米国4月PMI
23:00 4月リッチモンド連銀製造業指数
23:00 米国3月新築住宅販売件数
① 日本の財務省による為替介入。ドル円相場は1ドル155円が目前であり、ドル売り円買いの実弾介入が意識される。過度な変動は見られていないので為替介入を正当化する理由に乏しい気もするが、実施する場合には急速に円が買い戻される点に留意したい。
② イスラエルとイランの情勢に注目。今のところ事態はエスカレートしていない。4月22日~4月30日はPassoverと呼ばれるユダヤ教の祝日のためイスラエルによる反撃は手控えられるという見方もあるが、状況を注視しておきたいところ。
③ 米国4月PMI(購買担当者景気指数)。本日は欧米の4月PMIが予定されている。景気先行指標として注目を集めるため、数値を把握しておいた方が良いだろう。
極めて堅調な相場が続いている。155円まであと0.20円の水準まで迫っており、突破は時間の問題のように思える。
おそらく唯一の反転材料は財務省による為替介入であるが、過度な変動は見られていないため何を持って為替介入を正当化するのかよく分からないところが難点と言えそうだ。
とは言え最終的な決定権は全て日本の財務省にあるため、何とも言えないところももどかしい。
とにかく本日は155円を突破するか?また当局に動きが見られるかが注目点となる。
レジスタンス: 155.00円、160.00円
サポート: 151.00円
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