原油WTI先物下落、米長期金利低下、日米株価指数が下落。
17日の東京早朝を154.72円で迎えると、東京時間は注目度の高いイベントがない中で154.70円を中心とした小幅な変動に留まった。
ロンドン時間に入ると次第に154.70円レベルで上値を抑えられて反落、154.45円まで下押す展開となった。
NY時間にかけては再び買い戻される時間帯も見られたが、日米韓の財務省会合を控えて当局の方針変更に対する警戒感から円の買い戻しが強まり154.16円まで下落。
三者が「最近の急速な円安及びウォン安に関する日韓の深刻な懸念を認識し、外国為替市場の動向に関して引き続き緊密に協議する」という文言を盛り込んだ共同声明を発表したことで、その後も上値の重い展開が続き154.38円でNYクローズ。
なお27:00にFRBが地区連銀毎の経済報告(ベージュブック)を公表し、直近の2月公表分と比較して全体的に経済活動はわずかに拡大しているとしたが、相場への影響は限定的に留まった。
21:30 米国4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
21:30 米国前週分新規失業保険申請件数
23:00 米国3月景気先行指標総合指数
23:00 米国3月中古住宅販売件数
① 日本・韓国・中国の金融当局の動き。特に東京時間は東アジアの中銀の動きを追っていき、それぞれがどのように市場へと介入するか見極める必要があるだろう。日米韓の財務省会合を終えて、特に日本の財務省が新たな動きを見せるか注目したい。
② リスクオフムードが継続するか?それとも押し目になるか?ここまでの急ピッチな米長期金利の上昇に加えて、イスラエルとイランを巡る軍事的緊張感の高まりを受けてリスクオフムードが漂っている。金融マーケットの全体感としてはこうした流れが継続するかどうかが、本日の最大の焦点と言える。
③ 米国の経済指標。本日発表予定の指標は1つ1つが特別に注目度が高いわけではないが、全体感を測る上で、4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、前週分新規失業保険申請件数、3月中古住宅販売件数などチェックしておきたい。
日米韓の財務省会合が行われたことで、為替介入への警戒感が強まっている状況。また日米の主要株価指数が下落していることからリスクオフムードも漂っている。
こうした中でもドル円の下落は限定的に留まっていることから、引き続き上を見ているプレイヤーが多いと見ることも出来るだろう。
レジスタンス: 155.00円、160.00円
サポート: 151.00円
フォレックス・ドットコムでは、ノックアウトオプション、FX、株価指数CFDを取引いただけます。
口座開設は以下のステップで行えます。
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。