米長期金利上昇、ドル円上昇
週明け15日の東京早朝を153.10円で迎えると、中東情勢が嫌気され152.99円まで下落。しかしその後は一転して買い戻しの動きが優勢となり早いペースで上昇、東京15:00までに153.80円台まで上値を伸ばした。
ロンドン時間に入っても底堅い値動きが継続。神田財務官より「他国の金融当局と頻繁に連絡を取っている」と為替介入に関する連絡をとっていることを匂わす発言がなされ円高に振れる局面もあったが影響は限定的に留まり、NY指標発表前に154円にワンタッチした。
発表された米国3月小売売上高は前月分に大きな上方修正、さらにその前月と比べて当月は+0.7%、過去最高の単月売上を記録と非常に強い数値でドル円は大きく上昇、154.45円を記録。引けに掛けては利食い売りが優勢となり154.27円まで値を下げてNYクローズ。
中独首脳会談
IMF世界経済見通し
11:00 中国3月小売売上高
11:00 中国3月鉱工業生産
11:00 中国1-3月期GDP
15:00 英国3月失業率
18:00 ドイツ4月ZEW景況感調査
17:00 南アフリカ3月CPI
18:00 ユーロ圏4月ZEW景況感調査
21:30 カナダ3月CPI
21:30 米国3月住宅着工件数
21:30 米国3月建設許可件数
22:15 米国3月鉱工業生産
26:15 米国パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
①ドル円が154円台へと突入したことに対する、当局の動き。155円を為替介入ラインと見る向きも多いが、実際のところは定かではない。あまり思いこまずにいつ何時、為替介入があっても不思議ではないというスタンスで見守っておくのが無難だろう。
②中東情勢に注目。イスラエルによるイランへの攻撃に注目が集まっている。部分的な衝突に留まるか、それとも全面的な衝突へと進んでしまうのかが焦点。財務省によるドル売り円買いの為替介入が重なると大きな円の買い戻しに繋がる展開もあり得る。
③11:00頃に発表予定の中国1-3月期GDP。中国の経済成長は世界全体の景況感を図る上で重要なため、注目度が高い。
④26:15頃のパウエルFRB議長とBOC(カナダ中銀)総裁との対談。米国のワシントンで対談が行われる予定で、米国の北部とカナダ経済圏、及び両国の金融政策が話題の中心になると思われる。両人とも影響力の大きな人物であるため、市場の関心は高そうだ。
昨日はドル高と円安の2つのエンジンが同時に掛かり、大きく上昇した。特に東京時間の円安が印象的で、投機の動きが加速していると感じられた。
為替介入を催促するような相場が続いており、これの継続を基本線とした方がよいだろう。ただし実弾介入がいつあるか分からないためリスク管理を徹底しておきたい。
レジスタンス: 155.00円、160.00円
サポート: 151.00円
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