原油WTI先物が反落、米長期金利が低下、ドル円は小幅に下落。
9日の東京早朝を151.85円で迎えると、東京時間はじり高で151.94円まで上昇。鈴木財務相より円安牽制発言が入ったものの、相場への影響は限定的であった。
ロンドン時間に入るとブルームバーグが「日銀が今月の25、26日に開く金融政策決定会合で、好調な今年の賃上げなどを受け、2024年度の消費者物価見通しの上方修正を議論する公算が大きい」と報じると円の買い戻しのキッカケとなり151.80円を割り込んだ。
NY時間は寄り付きで米国株価指数が軒並み下げて始まったこともあり、クロス円が下落、ドル円も151.57円まで連れ安。しかしその後は買戻しの動きが優勢となり、151.77円まで値を戻してNYクローズ。
なおNYクローズ前に米アトランタ地区連銀のボスティック総裁がFRBは年内に利下げを行わない可能性があるとの見方を示したが相場への影響は限定的であった。
08:50 日本3月国内企業物価指数
15:00 ノルウェー3月CPI
21:30 米国3月CPI
22:45 カナダ銀行政策金利
25:00 ロシア3月CPI
27:00 米国3月月次財政収支
27:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
①米国3月CPI。日本時間21:30に発表予定の米国3月CPIは米国の金融政策を占ううえで欠かせない指標であり、大きな注目を集める。ドル円への影響も大きく、このイベントを通過して152円を試すと見る向きもいることから注目して見ておきたい。
②152円を突破できるか?強い米国3月雇用統計を受けて152.00円突破の機運が高まっている。152円前後では様々な思惑が交差し売買が活発になることから、自分なりの値動きのイメージを持って相場と対峙したい。
③中東情勢に注目。引き続きイスラエルとイランを取り巻く状況を注視しておきたい。
④米長期金利の推移?昨日は4.40%台を維持できず、一旦は4.36%レベルまで低下している。金利の低下はリスクオフムードの高まりを示唆することから、マーケットの温度感を測る意味合いで確認しておきたい。
引き続き152.00円の突破が意識される展開。
本日は米国3月CPIを控えており、この数値次第では152円を突破する展開となるだろう。一方でここを消化しても152.00円を超えられないと、いよいよ反落も見えてきそうだ。とにかく注目の集まる指標となるため、しっかり見ておきたい。
またイスラエルとイランを巡る軍事的緊張感の高まりもあり、急なリスクオフの展開も警戒しておきたい。
レジスタンス: 152.00円
サポート: 151.00円
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