米長期金利は一時4.43%まで上昇、ドル円は151.95円を記録
3日の早朝を151.56円で迎えると、東京株式市場オープンのタイミングで台湾を震源地とした強い地震が発生、日本株が下落し、ドル円も151.44円まで連れ安。しかしその後は買い戻しが優勢で早朝と同じ水準でロンドン時間へ。
ロンドン時間は円売りが優勢。ドル円は151.70円台まで上昇。
21:15に発表された米国3月ADP雇用統計は非農業部門雇用者数が+18.4万人と絶対値としても事前予想比でもしっかりした数値。米長期金利が4.43%まで上昇し、ドル円は151.95円まで連れ高。
23:00に発表された米国3月ISM非製造業景気指数は基準の50を上回ったものの、事前予想比では1.4ポイント低い51.4となったことで米長期金利が低下、為替は次第にドル売りが優勢になった。
午後に入りパウエルFRB議長がスタンフォード大学で講演、「経済の強さを考慮すれば、利下げの判断を急ぐべきではない」とし早急な利下げを牽制したものの、「今の政策金利の水準はピークに達しており、年内いずれかの時点で利下げを始めるのが適切になるだろう」との見解を示したことで米長期金利は一段と低下し4.35%台を記録、ドル円は151.58円まで値を下げた。
その後は緩やかに買い戻され、151.70円でNYクローズを迎えた。
18:00 ユーロ圏2月PPI
20:30 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
20:30 米国3月チャレンジャー人員削減数
21:30 米国2月貿易収支
21:30 米国前週分新規失業保険申請件数
①152円を突破できるか?直近のドル円の高値は151.97円であり、すぐそこまで迫っている。152.00円を突破すると短期的にさらに上を試しやすくなるので、その際の荒い値動きに備えておきたい。
②日本と中国の金融当局の動きに注目。両国は通貨安に悩まされており、当局が通貨安牽制、抑制策の実施を強化している。特にアジア時間においては、当局の出方に左右される展開になりやすいので、要人発言や急な値動きに注意を払っておきたい。
③米国経済指標の発表。本日は米国3月チャレンジャー人員削減数や、新規失業保険申請件数の発表を控えている。昨日の指標と比べれば反応は限定的になると見られるが、結果は抑えておきたい。
④米長期金利の動向に注目。長らく抑えられていた4.30%台を明確に上回っての推移が続いており、更なる金利上昇、およびドル高を警戒しておきたい。
昨日は一時151.95円まで上昇したものの、引き続き151.00~152.00円でレンジ推移が継続している。
152.00円の突破は目前に迫っており、まずは上を見ておくのが無難だろう。突破した場合には投機の動きの加速、為替介入の可能性が高まることから荒い値動きを警戒しておきたい。
一方で151.00円を明確に下回り、さらに節目の150.00円を割り込む場合には急落を警戒しておきたいところ。
レジスタンス: 152.00円
サポート: 151.00円
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