日米株価指数が上昇、ドル円は1990年以来となる高値151.97円を記録
27日の早朝を151.56円で迎えると、青森で開かれた金融経済懇談会で田村日銀審議委員が「当面緩和的な金融環境が継続する」といった趣旨の発言を行ったことで円安が加速、151.60円を突破すると勢いよく上昇し1990年以来となる151.97円を記録した。しかしこのレベルでは上値が抑えられ、且つ後場に入ると鈴木財務相より強い円安牽制発言が見られたこともあり、円の買い戻しが優勢となった。
ロンドン時間は日銀、財務省、金融庁による三者会合の開催が報じられ151.03円まで急激な円の買い戻しが発生。会合では「日本円の過度な変動は望ましくない」と確認されたが、市場参加者からは実弾介入に至ってないと判断されたようで、円の買い戻しは次第に息切れとなった。
NY時間は特段のイベントないなか小動きであったが、僅かに円売りが優勢でドル円は151.33円まで値を戻して引けた。
16:00 ドイツ 2月小売売上高
17:55 ドイツ 3月失業者数
21:30 カナダ1月月次GDP
21:30 米国10-12月期GDP(確定値)
21:30 米国前週分新規失業保険申請件数
22:45 米国3月シカゴ購買部協会景気指数
23:00 米国2月住宅販売保留指数
①円安の流れが継続するか?本日は年度末の1営業日前であり、引き続き実需取引が多い日となる。ドル円は特に東京仲値(9:55)前後で大きく動く可能性が高い。
②日本と中国の金融当局の動きに注目。両国は通貨安に悩まされており、当局が通貨安牽制、抑制策の実施を強化している。特にアジア時間においては、当局の出方に左右される展開になりやすいので、要人発言や急な値動きに注意を払っておきたい。
③米国10-12月期GDP(確定値)に注目。日本時間の21:30に発表予定で、確定値であるためブレは少ないと想定されるが、注目度の高い指標のため抑えておきたい。
昨日は1990年以来となる151.97円を記録したのち急落したが、結局は151.00~152.00円でレンジ推移が継続している。
レンジ下限の滞在時間は短く、下値を切り上げているように見えるため、月末に向けてはじり高の展開が続きそうだ。
レジスタンス: 152.00円
サポート: 151.00円
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