22日の日経平均株価は続伸、前日比+72.77円、+0.18%となる40,888.43円で大引け。
好調な米国株式市場を受けて前日終値より127円高い40,943円で寄り付くと、一気に過去最高値を更新し41,088円を記録。しかしその後は週末でもあり利食い売りが優勢となった。
その後10:15頃に中国の外国為替市場の値決めである「基準値」決定において、人民元安が急速に進んだこともあり中国本土および香港株が下落、日本株も上昇の勢いを失い40,846円まで値を下げて前場クローズ。
後場に入っても売りが優勢で前日比マイナス圏の40,714円まで下落したが、その後は買い戻しが優勢で40,888円まで値を戻して引けた。
当日は業種によってまちまちの動き。
小売、サービス、自動車が上昇を牽引、ファーストリテイリングが55円、日経平均株価を押し上げた。一方で電気機器、医薬品、精密機器が前日比でマイナスとなっており、半導体銘柄のアドバンテストが▲54円、中外薬品工業が▲22円、それぞれ同指数を押し下げた。
なお日経平均株価CFDは22日NY午後に40,770円で取引されており25日の東京株式市場は下窓を開けてオープンしそうな状況。
22日の米国株式市場は主要3指数でまちまちの動き。
S&P 500指数は前日終値より1ドル高い5,242ドルで寄り付くと、週末でもあり序盤は利食い売りが優勢で5,230ドルまで下落。午後に入ると5,246ドルまで買い戻しが進む局面も見られたが、次第に反落して5,234ドルでクローズ。変動幅の小さい1日となった。
業種別でみると金融や不動産が1%超の下落を記録、クレジットカードで有名なビザが▲2.45%、マスターカードが▲1.43%とそれぞれ下落した他、銀行のJPモルガン・チェースやシティバンクも▲1%超の下落。その他の業種でも全体的には利食い売りが目立った。
一方でITや通信サービスが前日比プラスで引けており、S&P 500指数を下支えしている。特にエヌビディア+3.12%、グーグル+2.15%の上昇が同指数を力強く支えた。
①株価上昇の流れ、継続するか?先週末は利食い売りが優勢となったが、日米の主要株価指数は揃って過去最高値の付近で推移している。この勢いが持続するか?それとも一段と利食い売りが優勢となるか、株式市場のモメンタムに注目が集まる。
②為替の人民元の動きに注目。先週末は安定して推移していた人民元がオフショア市場で売られたことをキッカケに中国本土株が売られ、日本株も売られた。人民元安が継続するようだと中国売りを連想させ、株式市場全体の雰囲気が悪くなりやすい点に留意。
③ドルと円の動きにも注目。円安は日本株高を、ドル安は米国株高の要因となる。特に現在は強い円安トレンドが発生しており、これが日本株を支える大きな一因となっている。為替市場にも注目しながら株価指数を追っていく必要がある。
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