米長期金利が小幅に上昇、ドル円上昇
15日の東京早朝を148.31円で迎えると午前中は円売りが優勢、ドル円は148.66円まで上昇。しかし夕方に連合(日本労働組合総連合会)による賃上げデータの公表を控え、次第に円の買い戻しが優勢となり午後に148.03円まで下落した。
公表された賃上げ額の平均は月額1万6469円、+5.28%と、1991年以来、33年ぶり5%超の賃金上昇率が確認されたが、材料出尽くしから次第に円売りが再開、ドル円は148.70円台まで勢いよく上昇。
その後は21:30に米国3月NY連銀製造業景気指数が▲20.9と発表され、22:15に2月設備稼働率が前月比で低下と弱い数値が続いたが、ドル円相場への影響は限定的で引き続き上値を試す展開。
23:00に発表された3月ミシガン大学消費者センチメントも事前予想比で弱かったがこれも材料視されず一時149.16円まで上昇したのち、149.05円でNYクローズを迎えた。
日銀の金融政策修正に関する報道が飛び交い、材料出尽くしから円安が強まる展開が継続している。
08:50 日本1月機械受注
11:00 中国2月小売売上高
11:00 中国2月鉱工業生産
19:00 ユーロ圏2月HICP(改定値)
23:00 米国3月NAHB住宅市場指数
①中銀ウィーク。今週は日米に加えて英国やスイスでも金融政策決定会合を控えており、日米を中心に、その他各国の金融政策を見極める時間帯となる。
②円安は継続するか?先週は日銀の政策修正に関する報道が多く報じられ、市場はやや食傷気味。結果として円安が加速している状況で、日本円が投機の対象として狙われ始めている印象。この流れが継続するか?今週の1つの大きな焦点と言える。
③中国の経済指標発表に注目。本日は11時に中国2月小売売上高と鉱工業生産が発表される。世界の工場である中国の景気動向は世界の景気動向に連動しやすく、注目して見ておきたい。
ドル円の反発の勢いは強い。日銀の金融政策決定会合を明日に控えて本日は小動きをイメージしやすいが、単なるネガティブ金利解除で留まる、または政策修正なしとなれば上値を試しそうな雰囲気が出ている。
一方で、憶測による報道が様々飛び交っており、何が発表されるかいまいちよく分からないところがある。多くの投資家にとっては、実際の発表を見て、それから考えてポジションを取るということになるのだろう。
そう考えるとやはり本日のところは動きづらい状況と言えそうだ。
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