11日の日経平均株価は大きく下落、前日比▲868.45円、▲2.19%の38,820.49円で大引け。
米国株式市場が軟調に推移したことを受けて、前日終値より457円安い39,232円で寄り付くとオープンからほどなく売りが強まり39,000円を割り込む展開。調整地合いの中、その後も緩やかに値を下げ38,713円で前場クローズ。
後場に入っても下落基調は継続し一時38,497円まで下落したが、その後は中国本土&香港株が底堅く推移する中で買戻しが優勢、38,820円まで買い戻されて大引け。
なお日本の10-12月期実質GDPが改定され、前期比で+0.1%へと上方修正された。2期連続のマイナス成長であるテクニカル・リセッションを回避できたことは今後の日本株市場にとって明るい材料と言える。
当日は幅広い業種で売りが優勢となったが、特に半導体銘柄が大きく売られており、東京エレクトロンが▲121円、ソフトバンクGが▲111円、アドバンテストが▲88円、それぞれ日経平均株価を押し下げた。
なお日経平均CFDは11日のNY午後に38,438円で取引されており12日の東京株式市場は下窓を開けてオープンしそうな状況。
11日の米国株式市場は米国2月CPIを控えて小幅な変動に留まった。
夏時間に入り、日本時間の22:30からNY株式市場がオープン。S&P 500指数は前日終値より15ドル安い5,109ドルで寄り付き。序盤は下値試しの展開で5,091ドルまで安値を更新したが、特段材料ない中でその後は買い戻しが優勢となり午前のうちに5,110ドルを回復。
午後に入っても買い戻しが優勢で5,125ドルまで上昇したのち、前日比▲0.11%となる5,118ドルで引けた。なお主要株価指数の中ではNASDAQ100指数が軟調に推移しており、前日比▲0.37%と連日の下落。
下げの主因は引き続き半導体銘柄で、エヌビディアが▲2.00%、AMDが▲4.34%下落。他に大型株ではFacebookで有名なメタが▲4.42%、製薬企業のイーライリリーが3.64%、アマゾンが▲1.93%とそれぞれ下落している。
一方でテスラ(+1.39%)やアップル(+1.18)などプロダクトを有する大型株は反発しており、株価指数全体を下支えした。
①引き続き半導体関連の報道に注目。現在の日米株価指数の下げの主因は半導体銘柄の反落。同業界のニュースや株価変動をしっかり追っておきたい。
②日本時間21:30に発表される米国2月CPIで直近インフレ動向を見極め。米国の金融政策への影響が大きく、注目が集まる指標。株価指数を取引するなら必ず押さえておきたい。
③為替はドル円、クロス円に注目。市場関係者は円高をリスクオフ、円安をリスクオンの指標として見ている。円高地合いが継続するか?も1つの注目点として抑えておきたい。
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。
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