日米株価指数が軟調に推移する一方、ドル円は底堅く推移
28日の東京早朝を150.52円で迎えると、ドル円は売りが優勢で下値を探る展開、日本株が軟調推移となったこともあって150.38円まで下落した。午後に入ると次第に買戻しが優勢で150.60円レベルでロンドン時間へ。
ロンドン時間、序盤は150.80円まで値を切り上げる時間帯も見られたが、このレベルは直近の上値抵抗でもあり次第に売りが優勢になると、再び150.60円まで値を戻した。
NY時間に入り、発表された米国10-12月期GDP改定値は実質GDPが+3.3%→+3.2%へと下方修正されていたことから下値を試す時間帯もあったが、同指数におけるPCE価格指数が+1.7%→+1.8%へと上方修正されていたこともありドル円は底堅い展開、150.84円まで値を切り上げたのち、150.70円でNYクローズ。
なお、ドル円が一段と上昇したことを受けて、今朝に神田財務官より円安牽制発言が見られている。
米MSCIが世界株指数「オール・カントリー・ワールド・インデックス」構成銘柄を再構成
08:50 日本1月小売業販売額
08:50 日本1月鉱工業生産
14:00 日本1月新設住宅着工戸数
16:00 ドイツ1月小売売上高
16:45 フランス2月CPI
22:00 ドイツ2月CPI
22:30 カナダ10-12月期四半期GDP
22:30 米国1月個人所得
22:30 米国1月個人消費支出(PCEデフレーター)
22:30 米国前週分新規失業保険申請件数
23:45 米国2月シカゴ購買部協会景気指数
24:00 米国1月住宅販売保留指数
①ドル円、クロス円が引き続き底堅く推移するか、注目。今朝は再び神田財務官より円安牽制発言が見られている。大きな変動には繋がっていないが、万が一の為替介入も無いとは言い切れないので、頭の片隅では意識しておきたい。
②米国1月個人消費支出(PCEデフレーター)に注目。今週のメインディッシュとも言えるPCEデフレーターの事前予想は前月比で総合が+0.3%、コアが+0.4%となっており、それぞれ反発が想定される。当指数の上昇はインフレ懸念の高まりを示唆し、ドル高を連想させる点に留意。
③フランス&ドイツの2月CPIも注目。ドル円への直接的な影響はないが、ユーロ円に連れてドル円が動くイベントでもある。ユーロを取引するプレイヤーはもちろんのこと、ドル円主体のプレイヤーもウォッチしておくのが良いだろう。
ドル円は引き続き149.50~150.80円のレンジ推移が継続している。底堅さもあるので、米指標次第では150.80円を突破する可能性は十分にある。
本日は月末で、実需フロー主導の展開となる可能性が高い。東京仲値、ロンドンフィキシングなど実需フローが集中する時間帯の値動きが激しくなる点に留意しておきたいところ。
レジスタンス:150.80円
サポート:149.50円
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