22日の日経平均株価は大幅上昇、前日比+836.52円、+2.19%の39,098.68円でクローズ。
21日の米国株式市場引け後にエヌビディアの決算が発表され、内容が非常に強かったことで日米株価指数先物が急上昇、22日の日経平均株価は前営業日終値より246円高い38,508円で寄り付き。
開場後30分と待たずに38,800円台まで上昇すると、10時過ぎには38,925円まで上昇。その後も目立った押し目はなく、底堅い動きが継続。
後場に入ると早々に過去のザラ場の最高値である38,957円を更新し、39,000円台へと突入。さらに上値を伸ばし39,157円まで上値を伸ばしたのち、39,099円でクローズ。
終値ベースでも過去最高値38,915円をクリアに上回ったことで、日本株式市場にとって歴史的な1日となった。
業種別でみると、電気機器、通信、小売が買われており、特に半導体銘柄であるアドバンテストが+206円、アドバンテストが+132、ソフトバンクが+86円、それぞれ日経平均株価を押し上げた。またファーストリテイリングも大きく上昇、日経平均株価を+132円引き上げた。
なお23日は天皇誕生日で祝日。米国株式市場が堅調に推移するなか、先物市場で一段と上昇しており、金曜日NYクローズ前の取引では39,470円を記録している。祝日明けとなる26日も上窓を開けてオープンしそうな状況となっている点を抑えておきたい。
22日の米国株式市場は大きく上昇。
23日の米国株式市場、主要3指数はまちまちの動き
S&P 500指数は先物における軟調な推移を受けて下窓を開けてオープン、前営業日終値より14ドル
22日のS&P 500指数はエヌビディアの好決算をきっかけとした先物における堅調な推移を受けて上窓を開けてオープン、前営業日終値より70ドル高い5,051ドルで寄り付き。
NY株式市場オープン前後で発表された米国新規失業保険申請件数が20.1万件と低い数値、米国2月PMIが製造業51.5、サービス業51.3と基準の50越え、さらに米国1月中古住宅販売件数が前月比+3.1%、年率換算件数400万件と大きめに反発しており、文句なしの米国経済指標を横目に底堅い動きが続き午前中に5,070ドル台まで上伸。
午後に入っても勢いは衰えず、5,094ドルまで上値を伸ばしたのち、5,087ドルで引けた。
満遍なく買われたが、業種別では特に「IT」の強い伸びが目立った。
なお23日の米国株式市場は、特段の経済指標発表がない中で、週末でもありポジション調整の動きに終始した。
①日経平均株価はどこまで上値を伸ばせるか?日銀はマイナス金利解除後の急ピッチな利上げを想定していないと既に重要なパスを示しており、結果的に為替も円安が進行している。円安の追い風もあり特段の死角はないが、高値圏での売買であることは間違いないので、荒い値動きを警戒しておきたい。
②ドル円、クロス円が高値圏に位置しており、急な反落を警戒。先に述べた通り、緩和的な日銀の姿勢が示されたことで円安基調が継続しており、ドル円は150円台、その他のクロス円も高値圏に位置している。円が買い戻される展開となれば、自然と日本株の上値を抑える要因になる点に留意。
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。
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