21日の日経平均株価は続落、前日比▲101.45円、▲0.26%の38,262.16円でクローズ。
20日の米国株式市場が軟調に推移したことを受けて、21日の日経平均株価は前営業日終値より172円安い38,192円で寄り付き。
序盤は買い戻しが優勢で38,340円まで上昇したものの、その後は買いが続かずオープンと同水準まで値を戻した。
後場に入ると売りが優勢で38,100円を割り込み、38,095円まで下落したが、その後は緩やかに買い戻され38,262円で引けた。
過去最高値38,915円まで距離が開いてしまったこともあり高値更新の機運が減退、中国株式市場が反発上昇する中でも買い圧力は限定的に留まった。
業種別でみると、電気機器、機械、通信が売られており、特に半導体銘柄であるアドバンテストが▲35円、ソフトバンクグループが▲34円、東京エレクトロンが▲13円、それぞれ日経平均株価を押し下げた。
一方で小売業、商社、食品は買い越され、同指数を下支えした。
なおNY午後(日本時間22日、早朝)の日経平均CFDはエヌビディアの強い決算を受けて38,750円まで上昇しており、22日の東京株式市場では大きく上窓を開けてオープンしそうな状況となっている。
21日の米国株式市場は主要株価指数によってまちまちの動き。
S&P 500指数は先物における軟調な推移を受けて下窓を開けてオープン、前営業日終値より14ドル安い4,962ドルで寄り付き。
序盤は4,972ドルまで上昇したものの、その後はNY午後に注目の集まるエヌビディアの決算を控え、利食い売りが優勢となった。
発表を控えたNY午後3時頃に当日の安値となる4,946ドルを記録。しかし決算に向けては買戻しの動きが優勢となり、4,982ドルまで上昇してクローズ。
業種別ではITが軟調に推移したが、その他のセクターは買い越された。
なお引け後に発表されたエヌビディアの決算は第4四半期の売上が22.1Bil、売上総利益率が76.7%と実数と事前予想比に対してそれぞれ非常に強い数値で大きく上昇、S&P500指数は引け後に5,000ドル台を回復している。
①日経平均株価は過去最高値を更新するか?エヌビディアの強い決算を受けて過去最高値(38,915円)の更新が急速に近づいてきた。最高値近辺で荒い値動きとなる可能性も高く、警戒しておきたい。
②NY時間に発表となる米国2月PMIに注目。直近の一部の米国経済指標には弱さも見られており、景況感を図る目的でしっかり見ておきたい。
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。
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