19日の日経平均株価は前日比▲16.86円、▲0.04%の下落となる38,470.38円でクローズ。
先週末のNY市場は米国1月PPI(生産者物価指数)が高い数値であったことからインフレ懸念が強まり米国株が軟調に推移、19日の日経平均株価は前営業日終値より14円安い38,473円で寄り付き。
過去最高値38,915円の更新が意識されるなか、寄り付きから30分程度は買いの勢いが持続し38,556円まで上昇したが、その後は上値重く推移、前場のうちに38,282円まで下落。
後場に入ると春節休暇明けの中国株式市場の反発を横目に日本株も買い戻しが優勢、38,470円まで値を戻して引けた。なお米国市場がプレジデント・デーで祝日となることから、ドル円は150円丁度を挟んで小動き、株価変動要因である為替が動意に欠ける展開であったことも、日本株市場の動意を削いだ。
業種別でみると、通信、商社、精密機器が同指数の上昇を牽引、ソフトバンクグループが47円、三菱商事が15円、日経平均株価を押し上げた。
一方で電気機器、機械は軟調な推移。半導体銘柄であるアドバンテストが60円、東京エレクトロンが55円それぞれ同指数を押し下げている。
なおNY午後(日本時間20日、早朝)の日経平均先物は38,500円で取引を終えており、20日の東京株式市場は概ね前日終値と同水準でのオープンが想定される状況。
19日の米国株式市場はプレジデント・デーで休場。
先週末の米国株式市場は米国1月PPI(生産者物価指数)の高い数値を受けてインフレ懸念が強まり主要3指数ともに軟調に推移した。
週明けの先物市場では小幅に買戻しが優勢、Dow30指数が+0.04%、S&P500指数が+0.10%、NASDAQ100指数が+0.24%ほど上昇して推移している。
①日経平均株価は過去最高値を更新するか?引き続き過去最高値(38,915円)の更新が意識される時間帯であり、同レベル付近での攻防に注目が集まる。荒い値動きとなる可能性も高く、警戒しておきたい。
②アジア時間は中国株式市場の動向にも注目。中国本土の株式市場は祝日明けとなる月曜日にしっかりと上昇している。ここまで低調な中国株に反発の兆しが見られていることは、市場全体にとって安心材料。引き続きしっかり見ておきたい。
③米国祝日明けで再び利食い売りが優勢となるか?先週に発表された米国1月物価指数には反発の兆しが見られており、これを株式市場は嫌気している印象。本日のNY時間の売買で再び調整色が強まるか?本日の大きな注目材料となる。
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