米長期金利低下、日米株価指数は上昇。
昨日の東京早朝を150.80円で迎えると、神田財務官、鈴木財務相がそれぞれ口先介入と呼ばれる円安牽制を実施。瞬間的な下げ幅は20銭程度で大きな変動には繋がらなかったが、その後も東京時間の上値を抑える要因となった。
ロンドン株式市場オープンを控えた時間帯に林官房長官も現在のドル円水準に言及、「為替相場の動きを注意深く見守る必要」と発言したことで150.35円まで下落した。
その後は買い戻しの動きが優勢でNY時間午前までじり高の展開が続き150.76円まで値を戻したが、NY午後に入ると米長期金利が5bpほど低下したことを受けてドル売りが優勢となり再び150.35円レベルまで押し下げられたのち、150.60円まで値を戻してNYクローズ。
円安牽制発言が見られたものの、高値圏で底堅く推移した1日だった。
08:50 日本10-12月期GDP
16:00 英国12月月次GDP
16:00 英国10-12月期GDP
16:00 英国12月鉱工業生産
22:30 2月ニューヨーク連銀製造業景気指数
22:30 米国1月小売売上高
22:30 米国前週分新規失業保険申請件数
23:15 米国1月鉱工業生産
24:00 米国2月NAHB住宅市場指数
30:00 米国12月対米証券投資
①本日は15日で実需取引の多いゴトー日に該当する。東京時間は実需主導の展開となることが想定されるため、あまりチャート形状に関係なく、フローに振らされる展開をイメージしている。
②引き続きドル円が150円に乗せていることもあり、口先を含む政府の市場介入を警戒したい。財務省がどのような対応を取るか、急には実弾介入へと踏み切らないと見るのが妥当かもしれないが、為替介入への警戒感が東京市場におけるドル円と日本株の上値を抑える要因となる。
③本日は08:50に日本10-12月期GDPが、22:30に米国1月小売売上高の発表が予定されている。両指標ともに注目度が高く、為替相場への影響も小さくないためウォッチしておきたいイベント。
ドル円は引き続き150円台で推移。
①150円台での定着
②昨年の高値151.95円の更新が意識される。
当局より円安牽制発言が見られており、特に東京時間は上値が重くなるかもしれない。ただし昨日は150.35円が堅く、このレベルではそれなりに買い戻しの動きが見られるだろう。
150.35円を割り込むと150円丁度割れが視野に入ってくる。ただし円の買い戻し材料は限定的なため、過度な期待は禁物だろう。
反対に上昇する場合には昨日の高値、150.80円を上抜けると少し走りそうな状況と言える。
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