米長期金利上昇、ドル円上昇。
昨日の東京早朝を146.43円で迎えると、NY引け後のメタ、アマゾン株価急上昇を受けて東京時間は底堅い展開が継続。
ロンドン時間は小幅に買い戻しが優勢となり146.80円まで上昇したのち、140.65円レベルで注目の集まる米国1月雇用統計を迎えた。
発表された米国1月雇用統計は、非農業部門雇用者数増減が+35.3万人、失業率3.7%とそれぞれ予想を大幅に上振れ、且つ平均時給は前月比+0.6%、前年同月比で+4.5%と市場の予想に反して非の付け所が無い数値で、米長期金利が急上昇し4.0%台へと回帰、NY午前中に148円を突破すると、午後にかけて148.59円まで上昇した。
週末はパウエルFRB議長のテレビ講演を控えて利食い売りが優勢となったが、それでも高値圏の148.37円でクローズしている。
09:00 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、TV出演
10:45 中国1月Caixinサービス部門PMI
19:00 ユーロ圏12月PPI
24:00 米国1月ISM非製造業景況指数(総合)
①日本時間9時のパウエルFRB議長のTV出演に注目。米国雇用統計発表前の収録となっているが、おそらくは指標のおおむねの数値を抑えて話しているのではないかと推測する。そのため、思った以上に強い米国経済について話すのではないかと思われるが、氏の発言の一挙手一投足に注目が集まるため、しっかりウォッチしたいイベント。
②NY時間に米国1月ISM非製造業景況指数が発表される。ここのところ製造業には持ち直しの動きが見られる一方で、非製造業は多くの人員削減に踏み切るなどやや景況感が悪化している。このようなトレンドが継続しているか、はたまた非製造業はここから持ち直しの動きを見せるのか、注目したい。基準の50を超えているかが1つの目安。
週末でもあり、引けにかけてはポジション調整の動きに終始しやすい点に留意。
ドル円は直近の上値抵抗である148.70円の突破を目前の状況。突破した場合には節目の150.00円が視野に入る。なお昨年の高値まであと3.2円ほどまで迫っている状況。
パウエルFRB議長のTV出演に振らされる展開をイメージしているが、先週末の流れを引き継ぎドル買いが強まるのであれば、目先の上値抵抗である148.70円の突破は時間の問題だろう。
ドル円相場の特徴として上昇する際はそこまで深く押し目を作らないで、じわりと上昇する傾向があるため、ショートを保有しているプレイヤーは警戒を強めた方が良さそうだ。
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