【前日の振り返り】
25日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続伸。終値は前日比1.96%高の16211.96ポイントだった。中国企業指数は2.16%高の5468.71ポイント。メインボードの売買代金は概算で1320億8000万HKドル。
ハンセン指数は序盤にマイナス圏に沈む場面もあったが、再びプラス圏に浮上すると、心理的節目の16000ポイントを回復。徐々に上げ幅を拡大し、終値で15日以来の高値を連日で更新した。中国人民銀行(中央銀行)が24日、2月5日に預金準備率を0.5%引き下げると発表したほか、中国人民銀行と香港金融管理局が金融分野での提携強化などを含む6項目の措置を発表したことが好感された。きょうの中国本土市場の上昇も投資家心理を強気に傾けた。
【きょうの見通し】
26日の香港市場は反落して始まるか。中国当局が相次いで発表した資本市場支援策を受け、ハンセン指数は前日までの3日間で1250ポイント超上昇し、心理的節目の16000ポイントを上抜けた。終値は15日以来の高値を連日で更新したとあって、いったん利益を確定する売りに押されそうだ。
もっとも、売り一巡後は下げ渋る展開があり得る。前日の米長期金利の低下と米株式相場の上昇が投資家心理を支えるだろう。25日発表の2023年10-12月期の米国内総生産(GDP)速報値は市場予想から上振れし、物価指標がインフレ鈍化傾向を示した。長期金利の指標となる米10年債利回りは前日の4.178%から4.120%に低下した。
【前日の振り返り】
25日の中国本土株式市場で、上海総合指数は大幅に3日続伸。終値は前日比3.03%高の2906.11ポイントだった。深セン成分指数は2.00%高の8856.22ポイントと3日続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8914億3300万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付き、ほぼ一本調子で上げ幅を拡大。心理的節目の2900ポイントを上抜け、終値ベースで5日以来およそ3週間ぶりの高値を付けた。中国当局による景気浮揚策と資本市場への支援措置を受け、幅広いセクターで買いが優勢だった。中国人民銀行(中央銀行)は前日、預金準備率を2月5日に0.5%引き下げると発表した。一方、国務院(内閣に相当)の国有資産監督管理委員会産権管理局のトップが、上場企業の質の向上を一段と重視する姿勢を示し、同委員会が管轄する国有企業(中央企業)の責任者の成績を評価する基準に傘下上場企業の市場価値を取り入れる方針を明らかにした。セクター別では、不動産開発、教育、文化・メディア、造船、保険が大きく上昇した。
個別では中央企業などの国有大手を親会社に持つ「中字頭」(社名が「中国」で始まる)と呼ばれる国有資本銘柄が軒並み買われ、ペトロチャイナ(601857)、中国中煤能源(601898)、中国交通建設(601800)などが値幅制限の上限(ストップ高)で取引を終えた。旅行大手の中青旅控股(600138)もストップ高。通信キャリアの中国聯合網絡通信(600050)、インフラ建設の中国鉄建(601186)、保険大手の中国太平洋保険(601601)も急上昇した。一方、家電株の美的集団(000333)と海信家電集団(000921)、空運株の春秋航空(601021)が逆行安。
上海B株指数は3.52%高の244.40ポイント、深センB株指数は2.01%高の1035.54ポイントとともに3日続伸した。
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