【前日の振り返り】
24日の日経平均は大幅続落。終値は291円安の36226円。まちまちの米国株を受けて、寄り付きから3桁の下落。前日の植田日銀総裁会見から早期のマイナス金利解除が意識され、銀行株が買われた一方、他の多くの銘柄には売りが広がった。指数は安く始まった後も下げ幅を広げ、銀行株が買われれば買われるほど、全体としては手じまいムードが強まる展開。後場には下げ幅を400円超に広げる場面もあった。36100円は割り込まず、13時以降は売り圧力が和らいだ。ただ、下げ止まっても戻りは緩慢で、300円近い下落で取引を終えた。国内長期金利上昇への警戒が強まった割には新興グロース株は堅調に推移しており、グロース250指数は上昇した。
【きょうの見通し】
東京市場は上値が重いか。米国株はまちまち。ドル円は足元147円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて15円安の36245円、ドル建てが20円高の36280円で取引を終えた。
ネットフリックスの好決算は東京市場では先んじて消化しており、ナスダック高の好影響は割り引く必要がある。引け後に決算を発表したテスラは時間外で下落している。米長期金利は上昇したものの、ドル円は円高に振れており、これらの点は日本株には逆風となる。国内ではきのうニデック<6594.T>が通期の利益見通しを引き下げており、企業決算に対する楽観的な見方もやや後退するだろう。一方、日経平均は連日の下落で過熱感は削がれている。米国では半導体株に強い動きが見られており、国内半導体株には資金が向かうと期待できる。安いところでは押し目は拾われやすく、売り圧力も限定的と予想する。
日経平均の予想レンジは36000円-36350円。
【前日の振り返り】
24日の米国株は高安まちまち。ストリーミング会員数が予想を大きく上回ったネットフリックスが2桁高となりハイテク株の上昇をけん引し、S&P500とナスダック総合が上昇した一方、前日の決算発表が嫌気された3Mが大幅続落したほか、決算を受けて前日に大きく上昇したベライゾンやプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が反落しダウ平均を押し下げた。
S&P500は終日プラス圏で推移し、0.08%高と小幅ながら5日続伸して終了。2日ぶりに取引時間中の史上最高値を更新し、終値では4日連続で最高値を更新した。ナスダック総合は0.36%高と5日続伸。一方、ダウ平均は99.06ドル安(-0.26%)と2日続落となった。
S&P500の11セクターはエネルギー、コミュニケーション、IT、金融の4セクターが上昇し、素材、公益、不動産、生活必需品、ヘルスケアなど7セクターが下落した。
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。
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