【前日の振り返り】
23日の日経平均は3日ぶり反落。終値は29円安の36517円。米国株高を好感して買いが先行。寄り付きは60円程度の上昇であったものの、開始直後には上げ幅を300円超に広げて36800円台に乗せた。いったん値を消した後、11時近辺で改めての買いが入り36900円台に乗せ、前場は高値引けとなった。
昼休みに出てきた日銀金融政策決定会合の結果は、大方の予想通り現状維持。これ受けて、後場のスタート直後には上げ幅を400円超に広げ36984円まで上昇した。ただ、節目の37000円には届かなかった。結果にはサプライズがなかったことから、その後は潮が引いたかのように失速。一気にマイナス圏に沈んだ。3桁下落となったところでは切り返したが、プラス圏に浮上したところでは売り直され、小幅な下落で終了した。
【きょうの見通し】
東京市場はしっかりか。米国株はまちまち。ドル円は足元148円30銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて65円安の36475円、ドル建てが35円安の36505円で取引を終えた。ダウ平均の下落は個別の要素が大きく、ネガティブ視する動きは限定的だろう。米国では引け後に決算を発表したネットフリックスが時間外で大きく上昇しており、国内グロース株の支援材料となる。きのうの日経平均は取引時間中に乱高下した。また、戻してはいるものの、きのう引け後の植田総裁会見を受けて一時的に為替が円高に振れる場面があった。これらの点から、上値追いには慎重になるとみる。一方、下げるようなら上昇に乗り遅れた投資家からの買いは入りやすく、下値は堅いと考える。場中は強弱感が入り交じりながらも次第に買いが優勢となり、小高い水準で終了すると予想する。日経平均の予想レンジは36350円-36750円。
【前日の振り返り】
23日の米国株は高安まちまち。S&P500とナスダック100の高値更新が続いた一方、見通しが嫌気された3Mが急落しダウ平均を押し下げた。前日に初めて38000ドル台に乗せたダウ平均は96.36ドル安(-0.25%)の37905.45ドルと4日ぶりに反落。決算が好感されたベライゾンが6.70%高、プロクター・アンド・ギャンブルが4.14%高となったものの、3Mが11.03%安となり、1銘柄でダウ平均を78ドル余り押し下げた。
一方、S&P500はおおむねプラス圏で推移し、0.29%高と4日続伸して終了。3日連続で終値の最高値を更新した。ハイテク株主体のナスダック総合も0.43%高と4日続伸し、終値の最高値まで3.93%に接近。ナスダック100指数は0.43%高と4日続伸し、4日連続で終値の最高値を更新した。S&P500の11セクターは生活必需品、コミュニケーションなど7セクターが上昇し、不動産、一般消費財など4セクターが下落した。
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。