【前日の振り返り】
19日の日経平均は4日ぶり大幅反発。終値は497円高の35963円。18日の米国では台湾TSMCの決算を材料に半導体株が大幅高となったほか、投資判断引き上げのあったアップルが3%超上昇し、ハイテクグロース株が強い動きを見せた。
この動きを好感して、東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)など半導体株が軒並み大幅高。指数は寄り付きから400円を超える上昇となり、35900円台に乗せた。高く始まった後は、36000円近辺での一進一退が続いた。上げ幅を600円超に広げる場面もあったが、36000円より上は重かった。一方、値を消しても35800円を割り込んだところでは切り返し、35900円台で推移する時間が長かった。500円近い上昇となったものの、終値では36000円をわずかに下回った。
【きょうの見通し】
東京市場は堅調か。先週末の米国株は上昇。ドル円は足元148円20銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて300円高の36300円、ドル建てが340円高の36340円で取引を終えた。
S&P500が強い上昇となって高値を更新してきた。このことはグローバルな観点でリスクオンムードを高める。足元の基調が強い日本株は、米国からさらなるエネルギーを貰う格好で上昇に弾みがつくことになるだろう。
ドル円も落ち着いた動きを見せる中、CME225先物は36000円を大きく上回るスタートを示唆している。国内では本日から日銀金融政策決定会合が開催されるが、今回は現状維持が濃厚。結果が発表されるあすも堅調となることへの期待が高く、水準を切り上げて始まった後も強い動きが続くと予想する。
日経平均の予想レンジは36100円-36700円。
【前日の振り返り】
19日の米国株は続伸。半導体株の堅調が続く中、決算発表銘柄の上昇や米10年債利回りの低下が支援となった。
ダウ平均は395.19ドル高(+1.05%)の37863.80ドルと続伸して終了。1月2日以来、12営業日ぶりに取引時間中の史上最高値を更新し、終値でも4営業日ぶりに最高値を更新した。
S&P500も1.23%高と続伸。2022年1月以来、2年ぶりに取引時間中と終値の最高値を更新した。ハイテク株主体のナスダック総合は1.70%高と続伸し、2021年11月に付けた史上最高値まで約5%に迫ったが、時価総額上位銘柄で構成されるナスダック100指数は1.95%高と続伸し、前日に続いて取引時間中と終値の最高値を更新した。
S&P500の11セクターは生活必需品と公益を除く9セクターが上昇。ITが2.35%高となったほか、金融、コミュニケーション、一般消費財が1%超上昇した。
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。
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