【前日の振り返り】
17日の日経平均は続落。終値は141円安の35477円。休場明けの米国株は下落したが、寄り付きは200円を超える上昇。強いスタートを受けて上昇に弾みがつき、一気に上げ幅を600円超に拡大。36200円台まで水準を切り上げた。
しかし、アジア株の軟調スタートを確認すると10時台半ばからは急失速。後場に入るとマイナス圏に沈んだ。押したところではいったん買いが入り、13時台半ば辺りからは小幅高でのもみ合いがしばらく続いた。プラスは確保して終わるかと思われたが、終盤に崩れてマイナス転換から一気に下げ幅を3桁に拡大。35500円を割り込み、安値圏で取引を終えた。
【きょうの見通し】
東京市場は一進一退か。米国株は下落。米長期金利は上昇し、為替市場では一段と円安(ドル高)が進行。ドル円は足元148円00銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて10円高の35500円、ドル建てが45円高の35535円で取引を終えた。
米国株は弱かったが、引け味は悪くはなかった。米国株安・円安という構図はきのうと同様で、日本株は方向感が出づらいと予想する。米金利上昇でグロース株は手がけづらいが、金融株や自動車株にはフォローの風が吹く。先月まで円高進行が警戒されていたドル円は今は150円台に乗せようかという動きを見せており、円安期待が高まることは中期的な視点で日本株には支援材料となる。きのうの日経平均がかなり荒れた動きとなったことから積極的に上値は追いづらいが、下げるようなら押し目買いが入るだろう。上下どちらに振れても最終的には5日線(35525円、17日時点)近辺で終了すると予想する。
日経平均の予想レンジは35300円-35700円。
【前日の振り返り】
17日の米国株は続落。注目された米12月小売売上高が予想を上回る強い結果となったことで米10年債利回りが上昇し、早期利下げ期待が後退したことが重しとなった。
ダウ平均は下落してスタートすると10ドル高までわずかに上昇する場面もあったが、その後228ドル安まで下落し、94.45ドル安(-0.25%)と3日続落して終了。S&P500とナスダック総合は終日マイナス圏で推移し、それぞれ0.56%安、0.59%安で終了。ともに2日続落となった。
前日にウォラーFRB理事の発言を受けて4.066%に上昇した米10年債利回りは一時4.129%まで上昇し、4.105%で終了した。
業種別ではS&P500の全11セクターが下落。不動産、公益が1%超下落し、一般消費財、エネルギー、素材も0.8%超下落した。
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。