【前日の振り返り】
16日の日経平均は7日ぶり反落。終値は282円安の35619円。米国が休場で材料難の中、寄り付きは一桁の上昇。節目の36000円には届かず、開始早々に下げに転じた。
弱い動きが出てきたことで序盤では下を試しに行ったが、300円超下げて35500円台に突入したところでは売り圧力が和らいだ。一方、値を戻してくると改めての売りが出てきたことから、後場は低空飛行が続いて安値圏で終了した。
【きょうの見通し】
東京市場は波乱含みか。休場明けの米国株は下落。為替市場では米長期金利上昇を受けてドル高・円安が進んでおり、ドル円は足元147円10銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて205円高の35855円、ドル建てが255円高の35905円で取引を終えた。
米国株安というネガティブな材料と、円安進行というポジティブな材料が入り交じり、不安定な展開を予想する。CME225先物は上昇スタートを示唆している。米国では長期金利が上昇する中でもエヌビディアやAMDなど半導体株の一角が強く買われており、国内半導体株には好影響が見込まれる。
ただ、日経平均の直近高値は1月15日につけた36008円。米国株が弱かった中で日経平均が36000円を超えてさらに上昇するハードルは高い。足元の地合いの良さから前のめりで買いが入った後、直近高値近辺で上値が重くなった場合、利食い売りが強めに出てくる可能性はある。米金利と為替が大きく動いたことから、物色には濃淡がつくと思われる。その分、指数は全面高にも全面安にもなりづらいとみるが、終日方向感は定まらないだろう。日経平均の予想レンジは35300円-36200円。
【前日の振り返り】
16日の米国株は下落。3連休明けの取引で、半導体株を中心にハイテク株が堅調だった一方、米10年債利回りが再び4%を上回ったことで景気敏感株を中心に幅広い銘柄が下落した。
ダウ平均は終日マイナス圏で推移し、231.86ドル安(-0.62%)と2営業日続落。ボーイング株の大幅安を受けて一時391ドル安まで下落した。S&P500も一時0.77%安まで下落し、0.37%安と反落して終了。ハイテク株主体のナスダック総合は0.21%高まで上昇する場面もあったが、0.19%安で終了し、7日ぶりに反落した。
S&P500の11セクターはIT(+0.39%)を除く10セクターが下落。エネルギーが2.40%安となったほか、素材、公益、資本財が1%超下落した。ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事が市場の早期利下げ期待をけん制したことで米10年債利回りは先週末の3.950%から4.056%に上昇した。
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