【海外Market見通し】
本日の海外市場では、ユーロドルは方向感のない動きとなっています。アジア時間はドル円中心の相場展開となったこともあり1.0924ドルから1.0936ドルの極めて狭いレンジにとどまりました。市場参加者からは「昨日安値の1.0911ドルや5日の安値1.0877ドルがサポートレベル」との声も聞かれています。ドル円は「5日の高値145.97円がレジスタンスレベル」として意識されています。今日の経済指標では、16時45分に11月仏鉱工業生産が発表されます。17時20分にはデギンドスECB副総裁、23時にはシュナーベルECB専務理事が講演するほか、23時15分にはベイリーBOE総裁が議会証言します。24時には11月米卸売売上高が予定されています。翌0時30分にはEIA週間在庫統計が公表されます。3時には米10年債入札が実施されます。また、4時30分にはデコス・スペイン中銀総裁、5時15分にはウィリアムズ米NY連銀総裁が講演します。
【アジアMarket概況】
本日の東京市場では、ドル円は買われる展開となりました。朝方は一時144.32円まで値を下げる場面もみられましたが、11月毎日勤労統計で現金給与総額や実質賃金総額が予想を大幅に下回る弱い結果となると次第に下値を切り上げる展開に。本邦実需の買いも観測されると昨日高値の144.62円を上抜けて一時144.72円まで値を上げました。仲値後に一旦は144.50円まで下押したものの、下値も極めて限定的。日経平均が34000円の大台を上抜けて上げ幅を広げるなかクロス円中心に買いが強まると8日の高値144.92円を上抜けて一時145.13円まで値を上げています。日経平均は寄付から大幅な上昇。34000円を上抜けるとオプション絡みのSLを巻き込むかたちで上げ足を速め上値を試す展開となりました。結局、678.54円高で取引を終えています。
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