【前日の振り返り】
5日の日経平均は4日ぶり反発。終値は89円高の33377円。米国株は3指数がまちまちで終えて引け味は悪かったが、ドル円が大きく円安に振れたことが好感されて、3桁上昇スタート。開始直後に急失速して下げに転じたものの、すぐに切り返すと再び上げ幅を3桁に広げた。
後場はスタートから33500円を上回り、上げ幅を200円超に拡大。しかし、33500円台は定着せず、三連休を前に次第に上値が重くなった。引けにかけては値を消して、上げ幅を2桁に縮めて取引を終了。大引けが後場の安値となった。米長期金利の上昇が嫌気されて中小型のグロース株が嫌われており、グロース250指数が2%を超える下落となった。
【きょうの見通し】
東京市場は堅調か。米国株は5日、8日と連日で上昇。ドル円は足元144円20銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて570円高の33890円、ドル建てが605円高の33925円で取引を終えた。
休場の間の米国株が総じて強く、CME225先物も大幅高スタートを示唆していることから、日本株は大きく水準を切り上げると予想する。米国動向を受けて、半導体株を中心に大型グロース株が上昇を先導するだろう。
一方、NY原油が大きく下落しており、市況関連にはネガティブな影響が想定される。指数は33800円より上は戻り売りも出やすい水準でもあるため、高く始まった後、さらなる上値追いには慎重になりそう。大幅高とはなるだろうが、買い一巡後は様子見姿勢が強まると予想する。
日経平均の予想レンジは33600円-34000円。
【前日の振り返り】
8日の米国株は上昇。米10年債利回りの低下が追い風となる中、新製品を発表したエヌビディアなどのハイテク株が大幅に上昇し相場をけん引した。
ダウ平均はボーイングの大幅安が重しとなり朝方に216ドル安まで下落したものの、216.9ドル高(+0.58%)と3営業日続伸して終了。S&P500は終日プラス圏で推移し、1.41%高と2営業日続伸して終了。先週に3.25%安となったナスダック総合は2.20%高と大幅に2営業日続伸した。
ハイテク株は半導体のエヌビディアが6.43%高、AMDが5.48%高、インテルが3.33%高となったほか、アマゾン・ドット・コム、アルファベット、アップルも2%超上昇した。一方、737MAX9型機の緊急一斉点検が嫌気されたボーイングが8.03%安となり、一銘柄でダウ平均を約132ドル押し下げた。
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