【前日の振り返り】
大納会29日の日経平均は続落。終値は75.45円安の33464.17円。まちまちの米国株を受けて下落スタート。開始直後にはプラス圏に浮上したものの、上げ幅を3桁に広げたところですぐに引き戻されてマイナス圏に沈んだ。その後は下を試しに行ったが、前場は33400円、後場は33300円と節目に接近したところでは切り返す動きが見られた。終了間際まで200円近く下げていたが、大引けにかけて鋭角的に値を戻し、2桁の下落で取引を終了した。
【きょうの見通し】
東京市場は軟調か。休場の間の米国株は総じて軟調。ドル円は足元143円20銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて355円安の33065円、ドル建てが315円安の33105円で取引を終えた。
日本では1月1日に能登で大規模な地震が発生し、2日には日本航空機と海上保安庁の航空機が衝突するという大事故が発生した。年始の祝賀ムードは吹き飛んでおり、大発会はリスク回避ムードの強い1日となるだろう。CME225先物からは大幅安スタートが見込まれる。33000円を割り込むようなら押し目は拾われるとみる。
ただ、今週はきょうとあすの2営業日のみでまだ市場参加者も少ないと思われる中、腰の入った買いは期待しづらい。3日のダウ平均の大幅安が米国株の変調かどうかを見極めたい局面でもある。大きく下げて始まった後の戻りは限られ、方向感に欠ける動きが続くと予想する。
日経平均の予想レンジは32900円-33300円。
【前日の振り返り】
1月3日の米国株は下落。米10年債利回りが一時、4.0%を上回ったことや、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で利下げ開始時期の不透明が強まったことで昨年大きく下落したハイテク株を中心に売りが優勢となった。
ダウ平均は新年初日に小幅に上昇し、史上最高値を更新したものの、284.85ドル安(-0.76%)と反落。S&P500は0.80%安と3営業日続落し、ハイテク株主体のナスダック総合は1.18%安と4営業日続落した。
S&P500の11セクターはエネルギー、公益など3セクターが上昇し、不動産、一般消費財、資本財、素材、ITなど8セクターが下落した。米10年債利回りは一時4.01%まで上昇後、3.92%で終了した。センチメントはやや悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の13.2ポイントから14.04ポイントに上昇した。
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。