【前日の振り返り】
19日の日経平均は大幅反発。終値は460円高の33219円。前場は日銀会合の結果発表を前に方向感が定まらず、小高く始まった後はプラス圏とマイナス圏を行き来した。しかし、昼休みに日銀が金融政策の現状維持を発表すると、先物が大きく水準を切り上げ、為替市場では円安が進行。40円高となった前引けに対して、後場はスタートから300円を超える上昇となった。上げ幅を400円超に広げたところでいったん押し戻された。しかし、萎んでも33000円は割り込まず、終盤にかけては再び上げ幅を拡大。33200円を上回り、高値引けとなった。
【きょうの見通し】
東京市場は堅調か。米国株は上昇。ドル円は足元143円80銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて200円高の33330円、ドル建てが265円高の33395円で取引を終えた。
米国株の上昇を素直に好感した買いが入ると予想する。日本株はきのう日銀会合の結果を確認して大幅高となった。引け後の植田総裁会見を受けてもドル円は円安基調が継続しており、円高進行に対する警戒は大きく後退している。
今年の重要イベントを大方消化したことで、年末株高に対する期待が高まるだろう。ギャップアップスタートとなれば、25日線(33158円、19日時点)を明確に上回ることになる。足元で抵抗となっていた水準が支持線に変わりそうで、テクニカルの好転も日本株の上昇を後押しすると予想する。
日経平均の予想レンジは33100円-33550円。
【前日の振り返り】
19日の米国株は続伸。来年3回の利下げ見通しや、インフレ沈静化の兆候、米10年債利回りの低下を背景としたリスク選好ムードが引き続き支援となった。
ダウ平均はほぼ横ばいでスタートしたが、251.9ドル高(+0.68%)とほぼ一日の高値圏で終了。9営業日続伸し、5営業日連続で史上最高値を更新した。S&P500は0.59%高と2日続伸し、終値の最高値まで0.59%、取引時間中の史上最高値まで1.04%に迫った。ハイテク株主体のナスダック総合も0.66%高で終了し、9営業日続伸した。月初来ではダウ平均が4.47%高、S&P500が4.39%高、ナスダック総合が5.46%高と3指数がそろって大幅に2カ月続伸ペースとなった。
業種別ではS&P500の全11セクターが上昇。原油高を受けてエネルギーが1.22%高となったほか、コミュニケーション、素材、金融、資本財、一般消費財、不動産が0.7-0.9%上昇した。
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。
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