【前日の振り返り】
18日の日経平均は大幅反落。終値は211円安の32758円。15日の米国株は3指数がまちまちで方向感が定まらなかったが、寄り付きから200円を超える下落。海運株以外は総売りといった状態となり、前場では一時下げ幅を400円超に広げた。日銀会合の結果発表をあすに控え、リスク回避ムードが強まった。32500円台に入ったところで売りは一巡。しばらく安値圏でもみ合った後、後場は緩やかに値を戻した。200円を超える下落とはなったものの、場中に崩れた分は挽回し、高値圏で取引を終えた。
【きょうの見通し】
東京市場は波乱含みか。米国株は小幅高。ドル円は足元142円80銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて20円高の32720円、ドル建てが95円高の32795円で取引を終えた。
本日は日銀金融政策決定会合の結果が発表される。前場は様子見姿勢が強まり、後場は結果を受けて大きく動くことになるだろう。きのうの日経平均は外部環境に売り材料が乏しい中で大きく下げており、政策修正・変更に対する警戒は相応に強いと推測される。そのため、現状維持であれば、ひとまず市場は買いで反応する公算が大きい。
一方、何らかの変更や修正があれば、為替は円高に振れ、株は売られることになると思われる。現状維持でもそうでなくても、植田総裁の会見には注目が集まる。後場は引けまで不安定な動きが続くと予想する。
日経平均の予想レンジは32200円-33200円。
【前日の振り返り】
18日の米国株はおおむね堅調。来年の利下げ見通しやインフレ沈静化、米国経済のソフトランディング期待が続き、コミュニケーションなどハイテク株中心に買い優勢の流れが続いた。
先週まで7週続伸した主要3指数は、ダウ平均が0.86ドル高(+0.00%)とほぼ横ばいで終了したものの、4営業日連続で史上最高値を更新。S&P500は0.45%高で終了し、終値の最高値まで1.17%に迫った。ハイテク株主体のナスダック総合は0.61%高と8営業日続伸し、史上最高値まで8%未満に迫った。
S&P500の11セクターは不動産、公益を除く9セクターが上昇。コミュニケーションが1.89%高、生活必需品が1.08%高となり、一般消費財、エネルギーも0.7%超上昇した。個別では日本製鉄による買収発表を受けてUSスチールが26.09%高と急伸したほか、メタ、ネットフリックス、アルファベット、アマゾン、エヌビディアが軒並み2%超上昇した。
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。
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