【前日の振り返り】
週明け18日の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに反落。終値は前営業日比0.97%安の16629.23ポイントだった。中国企業指数は1.16%安の5634.42ポイント。メインボードの売買代金は概算で943億1000万HKドル。
ハンセン指数は終日、下落率1%付近のレンジでもみ合い。前週末は大幅に続伸し、およそ2週間ぶりの高値圏だっただけに、利益確定売りが優勢となった。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が米時間15日朝のCNBCの番組で「目下のところ利下げについて具体的に協議をしていない」などと述べ、市場で高まっていた早期利下げ観測が後退したもよう。ただ、前週末の米株式相場がおおむね堅調だったことから、下値を売り込む動きは限定的だった。
【きょうの見通し】
19日の香港市場は軟調か。早期の米利下げ観測が後退し、投資家が積極的にリスクと取る動きは限られると予想する。18日にシカゴ連銀のグールズビー総裁やクリーブランド連銀のメスター総裁などの米連邦準備理事会(FRB)高官から市場の早期利下げ観測をけん制する発言が相次いだ。NY債券市場で長期金利の指標となる10年物国債利回りは前週末比0.02%高い3.93%で終えた。
中国経済の先行き不安も引き続き重しとなるだろう。前週末に発表された11月の中国の主要経済指標は軒並み市場予想を下回った。20日には事実上の政策金利である最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)が発表されるが、その算出基準となる今月の中期貸出制度(MLF)金利は据え置きだった。
【前日の振り返り】
週明け18日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日続落。終値は前営業日比0.40%安の2930.80ポイントだった。深セン成分指数は1.13%安の9279.39ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6926億4500万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、前場は前週末終値を挟んだ一進一退の値動きだったが、後場に入るとマイナス圏に沈み、下値を広げる展開。早期の米利下げ観測の後退や、中国の景気減速への警戒感からリスクを回避する動きが優勢だった。終値ベースで昨年10月31日以来、およそ1年2カ月ぶりの安値を更新した。
セクター別では、ゲームと観光・ホテルが全面安。太陽光発電設備、半導体、セメント・建材も安い。半面、海運・港湾運営が買われた。
A株市場では、ソフトウエア会社の広聯達科技(002410)、車載電池メーカーの国軒高科(002074)、環境関連の福建龍浄環保(600388)の下げがきつい。大手旅行代理店の中青旅控股(600138)、空港運営の上海国際機場(600009)、太陽電池メーカーの隆基緑能科技(601012)、太陽光発電設備の総合メーカーの晶澳太陽能科技(002459)なども売られた。半面、漢方薬メーカーの華潤三九医薬(000999)、インフラ建設の上海隧道工程(600820)、大手国有銀行の中国銀行(601988)、豚肉関連の牧原食品(002714)などが買いを集めた。
上海B株指数は0.52%安の224.94ポイント、深センB株指数は0.78%安の1055.71ポイント。
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