【前日の振り返り】
15日の日経平均は大幅反発。終値は284円高の32970円。米国株高を好感して上昇スタート。米国の長期金利低下やSOX指数の大幅高を受けて、半導体株の一角に強い動きが見られた。また、ドル円が比較的落ち着いたことで、前日円高を理由に売り込まれた自動車株に見直し買いが入った。
序盤では買いが買いを呼ぶ流れとなり、開始早々に33000円台に到達。その後、400円超上昇して33100円台に乗せる場面もあった。後場に入ると上昇一服感が出てきて、じわじわと上げ幅を縮めていった。それでも32900円を割り込んだところでは改めての買いが入り、終盤にかけては盛り返した。新興銘柄が強く、グロース250指数が2%を超える上昇となった。
【きょうの見通し】
東京市場は上値が重いか。先週末の米国株はまちまち。ドル円は足元142円10銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて260円安の32630円、ドル建てが185円安の32705円で取引を終えた。
米国ではダウ平均が史上最高値を更新し、ナスダックが年初来高値を更新したが、上値も重かった。国内では本日から日銀金融政策決定会合が開催される。今年最後とも言える重要イベントを前に、積極的な買いは手控えられるだろう。
CME225はやや大きめの下落を示唆している。この週末には多くのメディアが政治資金問題や内閣支持率の低下を大きく取り上げており、政局不安が株式市場でもクローズアップされる可能性がある。商いが盛り上がりづらく、為替や先物の動向にも神経質となりそうな中、場中は不安定な動きが続くと予想する。
日経平均の予想レンジは32550円-33050円。
【前日の振り返り】
15日の米国株はおおむね堅調。前日まで主要3指数がそろって6連騰したことで上値の重い展開となったものの、来年の利下げ見通しや、それを受けた米10年債利回りの低下、米国経済のソフトランディング期待などが支援となった。
ダウ平均は小安くスタート後、156ドル安まで下落したものの、取引終盤に99ドル高まで上昇し、56.81ドル高(+0.15%)で終了。小幅ながら7日続伸となり、3日連続で史上最高値を更新した。S&P500は前日終値水準を挟んでもみ合ったが終値では0.01%安とわずかながらマイナス圏で終了し、7日ぶりに反落した。ハイテク株主体のナスダック総合はおおむねプラス圏で推移し、0.35%高で終了。ダウ平均とともに7日続伸となった。
S&P500の11セクターはIT、一般消費財など3セクターが上昇し、公益、不動産など7セクターが下落した。
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