【前日の振り返り】
15日の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に続伸。終値は前日比2.38%高の16792.19ポイントだった。中国企業指数は2.28%高の5700.39ポイント。メインボードの売買代金は概算で1362億5000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付き、序盤に上げ幅を拡大。前日の米株高と米長期金利の低下が好感され、幅広いセクターで買いが膨らんだ。上昇率3%付近では上値が重かったが、終値は1日以来2週間ぶりの高値。中国政府の景気浮揚策への期待も相場を押し上げた。上海市と北京市が14日、住宅ローン頭金比率の引き下げを含む不動産市場の支援策を発表。中国人民銀行(中央銀行)はきょうのオペで中期貸出制度(MLF)の金利を据え置いたが、同日の償還分と差し引いた資金供給額は8000億元に上り、ロイター通信によれば月間で過去最大だった。
【きょうの見通し】
週明け18日の香港市場は軟調な展開か。前週末のハンセン指数は大幅に続伸し、およそ2週間ぶりに高値圏にある上、米長期金利の低下が一服したことで利益確定売りが先行しそうだ。ただ、24年半ばにも米連邦準備理事会(FRB)が利下げに転じるとの見方は根強く、15日の米株式相場がおおむね堅調だったことから、下値を売り込む動きは限定的と予想する。
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が米時間15日朝のCNBCの番組で「目下のところ利下げについて具体的に協議をしていない」などと述べた。米連邦公開市場委員会(FOMC)で「利下げ時期について協議した」とのパウエルFRB議長の発言を否定したと市場で受け止められ、早期の米利下げ観測が後退すると予想する。
【前日の振り返り】
15日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続落。終値は前日比0.56%安の2942.56ポイントだった。深セン成分指数は0.35%安の9385.33ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7332億800万元だった。
上海総合指数は、前場はプラス圏での推移が目立ったが、後場はマイナス圏で軟調に推移し、終値は10月23日以来、7週間超ぶりの安値を連日で更新した。前日の米株高が好感されたが、中国の景気減速への警戒感は強く、週末を前に持ち高調整の売りが広がった。中国国家統計局が発表した主要経済指標は、11月の鉱工業生産が予想を上回ったが、11月の小売売上高と1-11月の固定資産投資は予想を下回った。セクター別では、漢方薬や製薬、バイオなど医薬品関連が売られた半面、文化・メディア、不動産開発、ゲームなどが買われた。
A株市場では、東阿阿膠(000423)や上海莱士血液製品(002252)、華潤三九医薬(000999)など医薬品関連の下落が目立ったほか、曙光信息産業(603019)や宇通客車(600066)も売られた。半面、北京市と上海市が住宅購入規制の緩和を発表したことを受け、不動産デベロッパーの保利発展控股集団(600048)や招商局蛇口工業区控股(001979)、万科企業(000002)などが買われた。金先物相場の上昇を受けて紫金鉱業集団(601899)も高い。
上海B株指数は0.21%高の226.12ポイント、深センB株指数は0.03ポイント高の1064.00ポイント。
フォレックス・ドットコムでは、ノックアウトオプション、FX、株価指数CFDを取引いただけます。
口座開設は以下のステップで行えます。
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。