【前日の振り返り】
14日の日経平均は4日ぶり大幅反落。終値は240円安の32686円。13日の米国ではFOMCの内容やパウエル議長の会見がハト派的と受け止められ、ダウ平均が500ドルを超える上昇となって史上最高値を更新した。ただ、米国の長期金利が大きく低下し、為替市場では円高(ドル安)が急速に進行。これらを受けた日経平均は、寄り付きこそ3桁の上昇となったが、銀行株や自動車株が強く売られたことで、開始早々にマイナス圏に沈んだ。
昼休みに一段と円高が進んだことで、後場に入ると下げ幅を拡大。32500円台に入ったところで売りが一巡したものの、200円を超える下落で取引を終えた。
【きょうの見通し】
東京市場は軟調か。米国株は上昇。ドル円は足元141円90銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて85円高の32605円、ドル建てが155円高の32675円で取引を終えた。
米国株は強い動きが続いているが、一段の米長期金利低下を受けて円高基調が続いており、日本株には買いが入りづらいと予想する。
来週前半(18日~19日)には日銀金融政策決定会合が控えており、為替はもうしばらく荒い動きが続きそう。ドル円の動きはマイルドにはなっており、きのうに比べると下押し圧力は和らぐとみる。ただ、きのう米国株の大幅高を好感できずに大きく下げたことから、週末を前にしてはリスク回避姿勢が強まりやすい。動きが良くなれば売りが出てきて、マイナス圏で推移する時間が長くなると予想する。
日経平均の予想レンジは32400円-32800円。
【前日の振り返り】
14日の米国株は6日続伸。前日のFOMCの結果を受けて来年の利下げ期待が続く中、米10年債利回りが前日の4.03台%から3.92%台に低下したことや、11月小売売上高などの経済指標が予想より強い結果となり、米国経済のソフトランディング期待が一段と高まったことも支援となった。
ダウ平均はおおむねプラス圏で推移し、158.11ドル高(+0.43%)の37248.35ドルで終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.26%高、0.19%高で終了し、主要3指数がそろって6日続伸した。前日に史上最高値を更新したダウ平均は2日連続で最高値を更新。S&P500も最高値まで約1.6%に迫り、ナスダック総合は最高値まで約8%となった。
S&P500の11セクターはエネルギー、不動産、素材、資本財、一般消費財など6セクターが上昇し、生活必需品、公益、ヘルスケアなど5セクターが下落した。
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。
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