【前日の振り返り】
14日の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。終値は前日比1.07%高の16402.19ポイントだった。中国企業指数は0.41%高の5573.53ポイント。メインボードの売買代金は概算で1022億3000万HKドル。
ハンセン指数は前日の米株高を好感して高く寄り付いた後、序盤には上昇率が2%を超える場面もあった。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)で市場予想通りに政策金利が据え置かれたほか、来年3回の利下げ見通しが示されたことなどが好感された。一方、上海総合指数が後場に入ってマイナス圏に沈んだことが嫌気されたほか、15日には鉱工業生産や小売売上高など11月の中国主要経済指標が発表されるとあって、上値は重かったが、終値は6日以来、約1週間ぶり高値だった。
【きょうの見通し】
15日の香港市場は前日の米株高の流れを引き継いで続伸か。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受けて早期の利下げ観測が強まるなか、米長期金利の低下が続いており、投資家が運用リスクを取りやすくなりそうだ。14日のNY債券市場で長期金利の指標となる米10年債利回りは前日の4.03台%から3.92%台に低下した。
中国当局による不動産市場へのてこ入れも支援材料となるだろう。上海市と北京市が14日、それぞれ住宅ローン規制の緩和を発表したと伝わった。また、中国国家統計局がきょう午前に発表する11月の小売売上高などの主要経済指標が注目の材料となる。
【前日の振り返り】
14日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。終値は前日比0.33%安の2958.99ポイントだった。深セン成分指数は0.62%安の9417.97ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7369億7600万元だった。
上海総合指数は高く寄り付いた。米連邦公開市場委員会(FOMC)で来年3回の利下げ見通しが示されたことを受け、為替市場で人民元高・米ドル安が進み、中国からの資金流出懸念が後退。ただ、買い一巡後は下値を切り下げる展開となり、後場にはマイナス圏に沈んだ。中国経済の先行き不安が根強いなか、中国指導部が11-12日に開いた来年の経済運営方針を決める「中央経済工作会議」の決定内容に新たな買い材料が乏しいとの見方が重し。11月の鉱工業生産や小売売上高など主要経済指標の発表を15日に控え、様子見気分も漂った。終値は10月23日以来、約7週間ぶりの安値を更新した。
セクター別では、酒造、ソフトウエア開発、コンシューマーエレクトロニクス、自動車が安い。半面、貴金属が全面高。公共事業、建設コンサルティング、物流なども買われた。
A株市場では、スマホ用光電子部品大手の欧菲光集団(002456)、車載電池メーカーの国軒高科(002074)、自動車メーカーの重慶長安汽車(000625)、映画館運営の万達電影(002739)の下げがきつい。不動産株の保利発展控股集団(600048)、酒造大手の貴州茅台酒(600519)が軟調。半面、化学品メーカーの万華化学集団(600309)、通信設備大手の中興通訊(000063)、小売チェーン運営の永輝超市(601933)、ゲーム関連の奥飛娯楽(002292)などが買いを集めた。
上海B株指数は0.29%高の225.65ポイント、深センB株指数は0.89%安の1063.97ポイント。
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