【前日の振り返り】
12日の日経平均は続伸。終値は51円高の32843円。米国株の上昇や円安進行を好感して、寄り付きは300円を超える上昇。しかし、開始早々に高値をつけると、場中は上げ幅を縮める流れが続いた。東京市場では円安に一服感が出てきたことから、楽観ムードが高まらなかった。33100円台からスタートして、前場では値を消しながらも33000円近辺では踏みとどまった。
しかし、後場に入ると失速感が出てきて、14時台半ばには上げ幅を一桁にまで縮めた。ただ、32800円は割り込まず、マイナス圏入りは回避して終盤に切り返しており、小幅なプラスで取引を終えた。TOPIXは後場に入ってマイナス転換。グロース250指数が2.0%安と大きめの下落となった。
【きょうの見通し】
東京市場は小動きか。米国株は上昇。ドル円は足元145円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて155円高の32865円、ドル建てが220円高の32930円で取引を終えた。
米国株は上昇したが、本日の米国ではFOMCの結果が発表されることから、これを前に動きづらい展開を予想する。米国の10年債利回りは低下し、為替はやや円高に振れている。足元の日本株は為替の動きに神経質となることが多い。CPIがサプライズのない結果となったことで円安(ドル高)が期待しづらくなっており、米国株の上昇を好感する動きは限られそうだ。きのうの日経平均は高く始まったものの、場中に上げ幅を縮めて終えた。買いが入っても節目の33000円を前にしては上値が重くなるだろう。
日経平均の予想レンジは32700円-33000円。
【前日の振り返り】
12日の米国株は4日続伸。注目された米11月消費者物価指数(CPI)がほぼ市場予想通りとなり、インフレ鈍化期待が続く中、米10年債利回りが低下したことが支援となった。
ダウ平均は朝方に31ドル安まで小幅に下落する場面もあったが、173.01ドル高(+0.48%)とほぼ高値圏で終了。S&P500とナスダック総合も朝安後、それぞれ0.46%高、0.70%高と高値引けとなった。主要3指数はそろって4日続伸。ダウ平均とS&P500が昨年1月以来の高値で終了し、ナスダック総合も昨年3月以来の水準を回復した。
米10年債利回りは前日の4.239%から一時4.251%まで上昇したが、4.208%と小幅に低下して終了した。
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