【前日の振り返り】
11日の日経平均は3日ぶり大幅反発。終値は483円高の32791円。8日の米国では市場予想を上回る11月雇用統計を受けて長期金利が上昇したが、米3指数はそろって上昇。為替市場ではドルが買われて円高には一服感が出てきた。これらを受けて寄り付きから300円を超える上昇となり、開始早々には上げ幅を600円超に拡大。ただ、32900円台に乗せたところで上昇にはブレーキがかかった。
その後は緩やかに値を消す流れとなり、前場は32800円台、後場は32700円台でもみ合う時間が長かった。引けにかけてはやや強含む場面があり、前引け(32817円)近辺まで盛り返して取引を終了した。
【きょうの見通し】
東京市場は堅調か。米国株は上昇。ドル円は足元146円10銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて325円高の33045円、ドル建てが395円高の33115円で取引を終えた。
米国株が上昇した上に、ドル円が円安に振れており、日本株には買いが入りやすい地合いが想定される。きのうの延長線のような形で、先週後半に大きく下げた分の修正が入るだろう。CME225先物からは節目の33000円を寄り付きの時点で上回る展開も期待できる。
米国では本日11月消費者物価指数(CPI)の発表があり、FOMCも本日から開催される。そのため、買い一巡後は様子見ムードが強まるとみるが、戻り売りが手控えられることで、場中もしっかりとした動きが続くと予想する。
日経平均の予想レンジは32900円-33200円。
【前日の振り返り】
11日の米国株は3日続伸。週内にFOMC結果公表や11月消費者物価指数(CPI)、11月生産者物価指数(PPI)の発表を控える中、買収提案を受けた百貨店のメーシーズが20%近く急伸したほか、半導体のインテルやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が4%超上昇し相場をけん引した。
ダウ平均はほぼ横ばいでスタートしたものの、終盤に168ドル高まで上昇し、157.06ドル高(+0.43%)で終了。S&P500も朝方に0.24%安まで下落後したが、0.39%高で終了し、ハイテク株主体のナスダック総合も0.55%安まで下落後、0.20%高で終了。主要3指数がそろって3営業日続伸した。
終値ではダウ平均が2022年1月以来の高値を付け、S&P500も2022年3月以来の高値で終了した。S&P500の11セクターは、コミュニケーションが1.04%安と唯一下落し、生活必需品の0.97%高を筆頭に10セクターが上昇した。
本レポートに記載されている情報や見解は、一般的な情報としての使用のみを目的としたものであり、FX、CFD、その他あらゆる金融商品の購入や売却に関する勧誘や依頼の意図は全くありません。本文書に記載されている見解や情報は、予告や通知なく変更されることがあります。本文書は、特定の投資目的や背景、特定の受領者の意思などに沿って書かれ配布されたものではありません。本文書内で引用・言及されている過去の価格データは、当社独自の調査や分析に基づいており、当社はそのデータの提供元やそのデータそのものの信頼性につき、いかなる保証もせず、また筆者や訳者、各国の支社・ 支店も、本文書の内容の正確性や完全性についても一切保証しません。本文書の内容に基づく直接または間接の損失、そして本文書を信頼したことにより生じた損失についても、当社は一切その責を負いません。
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