【前日の振り返り】
7日の日経平均は大幅反落。終値は587円安の32858円となった。米国株安を受けて、寄り付きから300円の下落。半導体関連を中心に値がさ株が下げをけん引したほか、アジア株が総じて軟調だったこともあり下げ幅を拡大し、節目となる33000円を割り込んだ。
後場には32800円台まで売り込まれ、600円超下げる場面も見られるなど軟調。反発らしい反発もないまま580円を超える下落で取引を終了した。新興グロース株も厳しい下げとなったものが多く、グロース250指数は2.3%安。弱かった日経平均をさらにアンダーパフォームした。
【きょうの見通し】
東京市場は軟調か。米国株は上昇。ドル円の動きがかなり大きくなっており、足元では144円20銭近辺で推移している。日銀の植田総裁が参院財政委員会で、「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになる」と発言したことが円買いを誘い、141円台まで円高が進む場面もあった。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて650円安の32360円、ドル建てが560円安の32450円で取引を終えた。
米国株は上昇したが、日本株には為替の円高が強烈な逆風となるだろう。植田総裁の発言に関しては曲解されたきらいもあるが、ここまでの派手な動きが出てきた以上、仕掛け的な売買も出てきやすい。本日は米国で11月雇用統計が発表予定で、為替のボラティリティは引き続き大きくなる展開も想定される。今週の日経平均は振れ幅の大きな状況が続いており、きのうは500円を超える下落となった。週またぎのリスクも意識される中、買いは手控えられ、下押し圧力の強い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは32100円-32600円。
【前日の振り返り】
7日の米国株は上昇。新規失業保険申請件数が市場予想より強い結果となったことで翌日の11月雇用統計の上振れへの警戒感が強まったものの、最新の人工知能(AI)モデルを発表したグーグルの親会社アルファベットが5%超上昇したほか、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)とエヌビディアもそれぞれ9.89%高、2.40%高となり、ハイテク株の上昇をけん引した。
前日までの3日続落したダウ平均は小幅にマイナス圏に沈む場面もあったが、109ドル高まで上昇し、62.95ドル高(+0.17%)で終了。S&P500は終日プラス圏で推移し、0.80%高で終了。ともに4日ぶりに反発した。ハイテク株主体のナスダック総合は1.37%高の大幅反発となった。
週初来ではナスダック総合が0.24%高とプラス圏を回復、ダウ平均が0.35%安、S&P500が0.20%安と下落幅を縮小した。
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